ソニー生命保険株式会社のプレスリリース
このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 萩本 友男)は、2019年7月30日~7月31日の2日間、全国のシニア(50歳~79歳)の男女に対し、今年で7回目となる「シニアの生活意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。 (調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
◆シニアの楽しみ 1位は「旅行」、男性シニアの4人に1人が「自動車」を楽しみに
全国のシニア(50歳~79歳)の男女1,000名(全回答者)に、現在の楽しみを聞いたところ、1位「旅行」(47.4%)、2位「テレビ/ドラマ」(34.7%)、3位「グルメ」(30.1%)、4位「映画」(28.8%)、5位「読書」(28.6%)となりました。
男女別にみると、「テレビ/ドラマ」(男性30.6%、女性38.8%)や「グルメ」(男性27.2%、女性33.0%)、「読書」(男性25.0%、女性32.2%)、「健康」(男性22.2%、女性27.6%)、「子ども/孫」(男性19.2%、女性26.4%)は女性のほうが5 ポイント以上高くなりました。女性シニアには、テレビ・ドラマ視聴や読書、食、健康維持、子ども・孫と過ごす時間を楽しみと感じている人が多いことがわかりました。
また、「スポーツ」(男性29.2%、女性13.0%)や「自動車」(男性25.6%、女性5.0%)は男性のほうが高くなりました。スポーツや自動車の運転といったアクティビティが楽しみという男性シニアが多いようです。 (図1)
(図1)
旅行やグルメが上位となりましたが、これらに対しシニアはどのくらい出費をしているのでしょうか。
旅行が楽しみと回答したシニア(474名)に、旅行に対する1ヶ月の出費を聞いたところ、平均額は、全体で2.5万円、男性では2.4万円、女性では2.7万円と、女性のほうが男性より0.3万円高くなりました。
また、グルメが楽しみと回答したシニア(301名)に、グルメに対する1ヶ月の出費を聞いたところ、平均額は、全体で1.3万円、男性では1.7万円、女性では1.1万円となりました。グルメに対しては、男性シニアのほうが高い金額を費やしていることがわかりました。 (図2)
(図2)
【シニアの孫消費】
◆シニアの最近1年間の“孫消費” 何にお金を使った? 1位は「おこづかい・お年玉・お祝い金」
◆孫のために最近1年間で使った金額の平均は131,334円、昨年調査より3,065円増加
次に、シニアが孫のために使ったお金について聞きました。
孫がいるシニア(337名)に、この1年間で、孫のためにどのようなことにお金を使ったか聞いたところ、1位「おこづかい・お年玉・お祝い金」(78.3%)、2位「一緒に外食」(47.8%)、3位「おもちゃ・ゲーム」(38.3%)、4位「本・絵本」(27.3%)、5位「一緒に旅行・レジャー」(25.8%)となりました。
男女別にみると、「一緒に外食」(男性40.3%、女性53.4%)や「衣類などファッション用品」(男性18.1%、女性30.6%)では、女性のほうが10ポイント以上高くなりました。孫に美味しいものを食べさせたり、新しい洋服を買い与えたりすることに出費している“ばあば”が多いようです。 (図3)
(図3)
また、この1年間で、孫のための出費をしたシニア(311名)に、孫のために使った金額を聞いたところ、「5万円~10万円未満」(22.5%)や「3万円~5万円未満」(18.3%)に回答が集まり、平均金額は131,334円となりました。
平均金額を昨年の調査結果と比較すると、2018年128,269円→2019年131,334円となり、今年は昨年と比べて3,065円高い金額となりました。孫のことを思ったら自然と財布の紐をゆるめてしまったというシニアが多かったのではないでしょうか。 (図4)
(図4)
【シニアのスマホ利用】
◆シニアのスマホ利用目的 1位「メール」2位「通話」3位「インターネット検索」
◆スマホで「地図をみる」シニアは55%、昨年調査から9ポイント上昇
続いて、スマートフォンを利用しているシニア(693名)に、日頃、スマートフォンで行っていることを聞いたところ、1位「メール」(84.3%)、2位「通話」(80.8%)、3位「インターネット検索」(66.4%)、4位「ニュース閲覧」(59.3%)、5位「天気予報チェック」(56.9%)となりました。
男女別にみると、「電卓」(男性36.3%、女性49.4%)や「時間確認(時計代わり)」(男性31.0%、女性46.3%)では、女性のほうが10ポイント以上高くなりました。女性シニアには、電卓や腕時計などの代わりに、スマートフォンを利用している人が少なくないようです。 (図5)
(図5)
昨年の調査結果と比較すると、「地図をみる」は2018年46.5%→2019年55.3%と、8.8ポイントの上昇となりました。目的地の場所を調べるときなどに、スマートフォンの地図アプリを利用するシニアは増えているようです。 (図6)
(図6)
【シニアの移動手段】
◆シニアのお出かけ時の移動手段 「自家用車」が6割半
全回答者(1,000名)に、お出かけの際、どのような移動手段を使うことが多いか聞いたところ、1位「自家用車」(65.0%)、2位「電車」(44.8%)、3位「徒歩」(43.5%)となりました。シニアの多くが、自家用車をお出かけのための大切な足として利用していることがうかがえます。
男女別にみると、「自家用車」(男性71.2%、女性58.8%)は男性のほうが12.4ポイント高くなりました。
外出時に自家用車を使うのは、女性より男性に多いことがわかりました。また、「自転車」(男性25.8%、女性36.0%)は女性のほうが10.2ポイント高くなりました。 (図7)
(図7)
◆シニアの自動車運転免許保有状況 「現在持っている」82%、「既に自主返納した」3%
◆何歳ごろまで運転する? 70代シニアでは3人に1人が「80代以上」と回答
次に、自動車運転免許の保有状況や、今後の運転継続予想を聞きました。
まず、全回答者(1,000名)に、自動車運転免許を持っているか聞いたところ、「現在持っている」は81.5%、「既に自主返納した」は2.9%となりました。
年代別にみると、「既に自主返納した」は50代0.8%、60代1.6%、70代8.4%となりました。70代では他の年代と比べて自主返納率は高くなりましたが、最も高くなった70代でも1 割未満という結果でした。
普段の生活で自家用車を使って移動することが多いシニアの場合、自動車運転免許の自主返納になかなか踏み切れないケースがあるのではないでしょうか。 (図8)
(図8)
また、現在自動車運転免許を持っているシニア(815名)に、自身が何歳ごろまで運転を続けると思うか聞いたところ、いずれの年代でも「70代まで」(50代40.8%、60代51.0%、70代39.2%)が最も高くなったほか、「80代以上」(50代7.0%、60代11.6%、70代32.7%)にも回答が集まり、70代のシニアでは3人に1人が80歳以降も運転を続けたいと回答しました。 (図9)
(図9)
【シニアが選んだ○○ランキング】
◆シニアが好きだったアニメ TOP5「アトム」「巨人の星」「サザエさん」「サリー」「キャンディ・キャンディ」
◆シニアが好きな大河ドラマ 1位「篤姫」2位「真田丸」3位「独眼竜政宗」
全回答者(1,000名)に、子どもの頃に好きだったアニメを聞いたところ、1位「鉄腕アトム」、2位「巨人の星」、3位「サザエさん」となりました。1963年に放送開始された「鉄腕アトム」を、子どもの頃夢中で見ていたシニアが多いようです。
男女別にみると、男性回答では1位「鉄腕アトム」、2位「巨人の星」、3位「鉄人28 号」と、ロボットアニメや、“スポーツ根性”アニメが上位となりました。女性回答では1位「鉄腕アトム」、2位「キャンディ・キャンディ」、3位「サザエさん」「魔法使いサリー」となりました。 (図10)
(図10)
次に、全回答者(1,000名)に、好きな大河ドラマを聞いたところ、宮﨑あおいさんが主演を務めた2008年放送の「篤姫」がトップとなりました。以降、2位は堺雅人さんが真田信繁(幸村)を演じた「真田丸」、3位は渡辺謙さんが伊達政宗を演じた「独眼竜政宗」でした。 (図11)
(図11)
◆シニアが好きな小説 1位「坊っちゃん」
◆シニアが好きな芸能人 男性回答1位「タモリさん」、女性回答1位「明石家さんまさん」「嵐」
全回答者(1,000名)に、好きな小説を聞いたところ、1位「坊っちゃん(夏目漱石)」、2位「ノルウェイの森(村上春樹)」「三国志(陳寿/吉川英治他)」「竜馬がゆく(司馬遼太郎)」となりました。 (図12)
(図12)
全回答者(1,000名)に、好きな芸能人を聞いたところ、1位「明石家さんまさん」、2位「タモリさん」、3位「吉永小百合さん」となりました。お笑い界で長きにわたって活躍を続けている明石家さんまさんがトップとなりました。
男女別にみると、男性回答では1位「タモリさん」、2位「新垣結衣さん」、3位「深田恭子さん」「明石家さんまさん」、女性回答では1位「明石家さんまさん」「嵐」、3位「吉永小百合さん」となりました。 (図13)
(図13)
◆今年、シニアの心に響いた歌 2位「パプリカ(Foorin)」、1位は?
最後に、全回答者(1,000名)に、今年心に響いた歌を聞いたところ、1位「Lemon(米津玄師)」、2位「パプリカ(Foorin)」、3位「君が代」、4位「マリーゴールド(あいみょん)」「糸(中島みゆき)」となりました。2018年末の紅白歌合戦での歌唱が印象的だった「Lemon」が、心に響いたというシニアが多いようです。
2位の「パプリカ」は、米津玄師さんが作詞・作曲、プロデュースし、話題となりました。米津玄師さんやあいみょんさんといった、若いアーティストの歌が、シニアの心をとらえていることがうかがえます。 (図14)
(図14)
注:本調査レポートの百分率表示は小数点第2 位で四捨五入の丸め計算を行っているため、合計しても100%とならない
場合がございます。
また、属性別集計において抜粋して表示している場合は、n 数を合計しても全体と一致しないことがございます。