株式会社 鳥取銀行のプレスリリース
株式会社鳥取銀行(頭取 入江 到)などが共同出資する「とっとり地方創生ファンド投資事業有限責任組合3 号」は、株式会社ZenmuTech(ゼンムテック)(代表取締役社長CEO 田口 善一 )に対し投資を行いましたので、お知らせいたします。
同社は、情報を暗号化した上で分散管理する独自の「秘密分散技術」を用いた情報セキュリティサービスを展開する企業です。秘密分散技術は、データを「それ自体は意味を持たないいくつかの分散片」に分け、それぞれ別の環境で管理することにより、データの保護と安全性を高めるもので、コロナ禍と働き方改革の推進により、様々な場所でPC を使用する機会が増えている中、同社はPC向け情報漏洩対策サービスとして「ZENMU Virtual Drive」(※1)を提供しています。
本投資は、同社の事業基盤の強化を図るもので、販売拡大とサービス運営体制の強化を行うとともに、国立研究開発法人産業技術総合研究所と共同研究のもと開発した秘密分散技術を応用した秘匿計算(秘密計算)技術(※2)の事業化を進めるため、エンジニアの積極採用や海外での事業展開に向けた成長投資の促進を支援するものです。
当行は今後も当ファンドを有効に活用し、地域におけるDX 推進支援等の取組みにより、地域産業の競争力強化や地域経済の活性化に注力してまいります。
(※1)ZENMU Virtual Drive:独自の「秘密分散技術」を活用し、PC 内のユーザーデータを意味のない形に変えて分割し、「PC」と「クラウドまたはスマートフォン等」に別々に分散管理。分散片が揃わないとデータが復元されず、また、管理者が遠隔でロックすることでPC 内へのデータアクセスを不能な状態にすることを可能とする。
(※2)秘匿計算(秘密計算)技術:暗号化したデータを一切復元することなく計算処理を実行。クラウドや社内サーバー、環境を問わず安全なデータの受け渡しと加工・分析を可能とする。
■投資先企業概要
会社名 |
株式会社ZenmuTech(ゼンムテック) |
所在地 |
東京都中央区銀座8-17-5 THE HUB 銀座OCT804 |
代表者 |
代表取締役社長CEO 田口 善一 |
事業内容 |
セキュリティソリューションの開発・販売 シンクライアント用制御ソフトウェア・OS の開発・販売 |
【ご参考】ファンド概要
ファンド名称 |
とっとり地方創生ファンド投資事業有限責任組合3 号 |
ファンド総額 |
3 億円 |
出資者 |
有限責任組合員 鳥取銀行、鳥取信用金庫、倉吉信用金庫、米子信用金庫、鳥取県信用保証協会 無限責任組合員 とっとりキャピタル株式会社 |
無限責任組合員 (ファンド運営者) |
とっとりキャピタル株式会社 |
組合存続期間 |
10 年間 |
投資対象 |
起業創業、事業拡大・成長支援、円滑な事業承継等 |