【Coral Capital】アクセンチュア元会長の程近智氏と、メルカリSenior Advisorの青柳直樹氏がアドバイザーに就任

株式会社Coral Capitalのプレスリリース

ベンチャーキャピタルのCoral Capital(本社:東京都港区、創業パートナー兼CEO:James Riney、以下弊社)はこのたび、元アクセンチュア会長、現ベイヒルズ代表取締役の程近智(ほど ちかとも)氏と、メルカリSenior Advisorの青柳直樹氏を社外アドバイザーに迎えたことをお知らせします。


程氏はスタンフォード大学工学部卒業後、アクセンチュアに入社。2006年に代表取締役社長に就任し、その後は会長職として同社の成長を導いてきました。現在は三井住友銀行やオリックス、コニカミノルタなど複数社で社外取締役を務めています。

青柳氏はグリーでCFO、事業統括本部長を歴任し、2011年より同社のグローバル展開を指揮。その後はメルカリで決済・金融領域の事業化を推進してきました。エンジェル投資家としても活動しており、Coral Capital投資先のスタートアップ数社を共同支援しています。

Coral Capitalは程氏と青柳氏にアドバイザーとして協力いただくことで、起業家が次の伝説的な企業をつくるための人材や資金、知見が集まる「エコシステム」を形成するVCとしての機能を強化します。

具体的には、ご両名がこれまで築き上げられた官公庁や大企業とのネットワークを活用させていただくことで、Coral Capitalが提供するエコシステムの価値を高めてまいります。

【程 近智氏 プロフィール】

ベイヒルズ株式会社 代表取締役 程 近智氏

スタンフォード大学工学部卒業後、アクセンチュア株式会社に入社。1991年、コロンビア大学経営大学院でMBA取得。2006 年代表取締役社長に就任、その後は会長職として同社の成長を導く。2017〜2021年経済同友会副代表幹事就任。現在、メーカー、金融、サービス企業などの社外取締役、早稲田大学客員教授、東京大学経営協議会委員、日本フィランスロピック財団理事などを務める一方、日本経済やDXの底上げのためVC投資、スタートアップ支援も行っている。

【コメント】

日本経済の重要な成長エンジンの一つとしてスタートアップ・エコシステムが形成されつつあります。ブームに左右されず先進的でかつ強固なエコシステム構築に向け、Coral Capitalを通じて貢献していきたいと思います。Coralのチームは若いですが、思いは熱く、視座・視点は高いです。私の経験やネットワークを活用し、この素晴らしいチームを応援します。

【青柳 直樹氏 プロフィール】

株式会社メルカリ Senior Advisor 青柳直樹氏

グリー株式会社にてCFO、事業統括本部長を歴任。2011年より米カリフォルニアを拠点に同社のグローバル展開を指揮。株式会社メルカリに参画し、決済・金融領域の事業化を推進。SVP Japan Region、Marketplace CEOとしてメルカリの日本事業を統括。エンジェル投資家としても活動しており、Coral CapitalとSmartHR、justInCase、ContractSを共同支援。

【コメント】

Coral Capitalの特徴として、投資先支援にとどまらず、スタートアップ・エコシステム全体の発展に貢献するユニークな価値提供を実践されてきたことがあると感じています。J-KISSによるシード・エコシステムの醸成、Startup Aquariumを通じたグロース支援、Coral Insightsを通じたプラクティスの啓蒙など、VCの枠にとらわれない独自の活動を地道に続けられてきたことが、Coral Capitalが「日本のY Combinator」と評される理由だと思っています。Coral Capitalのチームとともに、新たな価値を生み出していきたい、エコシステム全体のさらなる発展に貢献していきたいと考えて、このたびアドバイザーに就任させていただきました。これからのCoral Capitalチームとの協働を楽しみにしています。

【Coral Capitalについて】

Coral Capitalは、シードからレイターテージを対象とするベンチャーキャピタルで、SaaSから核融合まで、あらゆる業界のトップの起業家に投資しています。約350億円を運用していて、これまでにSmartHR、カケハシ、京都フュージョニアリング、グラファー、hacomono、カミナシ、GITAIなど110社以上のスタートアップに投資してきました。

●エコシステム発展に寄与する活動

Coral Capitalは「資金・人材・知見」が集まるエコシステムとして、スタートアップの成功を加速させる環境を醸成しています。

Capital(資金)

Coralが運営するファンドから5000万円から20億円まで投資し、さらに多くの資金が必要になった際には、その調達も支援しています。投資先スタートアップはCoralの「投資家プラットフォーム」や「Demo Dayプログラム」を通じて、160名以上の投資家とつながることが可能です。CVCや機関投資家とつながるためのネットワーキングイベントも実施しています。

また、Coralはシリコンバレー発祥のため、海外機関投資家と強いコネクションがあり、その多くは当社のファンドのLP投資家です。Coralの投資先スタートアップはこれまで、SequoiaやGreenoaks、Khosla Venturesなど、世界有数の投資家から累計で約1500億円を調達した実績があります。

Talent(人材)

Coralのエコシステムではトップレベルの人材が集まる仕組みを作っています。毎年2000人以上が参加する日本最大のスタートアップキャリアフェア「Startup Aquarium」や、1万2000人以上が登録する人材データベース「Coral Careers」を通じて、投資先スタートアップに年間200名超の採用を無償支援しています。会社の将来に大きく影響する重要なポジションについては、Coralのタレントマネージャーが直接採用をサポートしています。

Insights(知見)

Coralの投資先は、SmartHRやカケハシ、京都フュージョニアリングなど110社以上のスタートアップの知恵が集結するプライベートソーシャルネットワーク「Coral Community」に参加できます。このコミュニティではスタートアップ運営にまつわる疑問や相談を投稿できるだけでなく、特定の人物や潜在的な顧客の紹介を依頼することも可能です。

このほか、スタートアップ運営について学べるワークショップやイベント、著名な大手企業の創業者やエグゼクティブと交流を深められるランチ&ディナーも定期的に開催しています。

●投資領域・実績

Coral Capitalでは核融合やロボティクス、バイオといったディープテックから、SaaSやFintech、化粧品ECまで、B向けやC向けなどにこだわらず多様な領域のスタートアップ約110社以上に投資してきました。7社目に投資したSmartHRは2021年6月に約156億円を調達しユニコーン企業となりました。

●出資先企業の例

SmartHR:人事・労務で業務を効率化する労務管理クラウド

カケハシ:調剤薬局向けクラウド電子薬歴「Musubi」を展開

京都フュージョニアリング:核融合炉に関する装置を開発する京大発ベンチャー

カミナシ:モバイルアプリで現場の紙をデジタル化するサービスを提供

hacomono:会員管理・予約・決済など店舗運営に必要な基幹業務SaaSを提供

TeraWatt:次世代リチウムイオン電池を開発

本件の問い合わせ先

取材に関して:press@coralcap.co