スタディプラス株式会社のプレスリリース
「“金融教育”と“お金”に関する調査」 トピックス
① |
金融教育の授業を受けた高校生、「影響を受けた」割合は3割。 4割以上は「あまり影響を受けたと感じない」「全く影響を受けていない」と回答。 |
② |
家庭でお金の使い方や投資について教わる機会がある高校生は半数未満。 すでに投資を行っている高校生が、投資をはじめたきっかけは「親の影響」が最多。 |
③ |
7割の高校生が投資に興味。一方、投資へのイメージは「難しい」「ハイリスク」「ギャンブル」といったネガティブな回答が多くを占める結果に。 |
④ |
高校生が将来お金を稼ぐためにしたいことは、1位「大企業に就職」2位「副業」。 |
⑤ |
4割が高校1年生までに学費について保護者と相談。半数近くは、奨学金制度を利用予定。 |
◆本調査の概要
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調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(高校生)
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回答者 : 512名
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【属性分類】高校1年生132名、高校2年生163名、高校3年生215名、その他2名
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調査方法 : 学習管理アプリ「Studyplus」上でアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収。
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調査時期 : 2023年12月5日〜12月7日
※本リリースにおけるデータは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
本調査結果の完全版については、Studyplusトレンド研究所の公式サイトでも紹介しています。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/post/20240125
■ “金融教育” の実施状況
2022年4月より高等学校で義務化された、金融教育(お金や資産形成・投資に関する授業)の実態を調査しました。
【調査項目】金融教育(お金や資産形成・投資に関する授業)は受けていますか?(単一回答)
【回答】本調査において、金融教育を受けていると回答した割合は4割。
【調査項目】金融教育(お金や資産形成・投資に関する授業)はどの授業で行われていますか?(複数回答) ※高校で金融教育を受けているユーザーが対象
【回答】「家庭科」「公共」で多く取り扱われている傾向。
【調査項目】金融教育(お金や資産形成・投資に関する授業)について、先生の授業はわかりやすいですか?(単一回答) ※高校で金融教育を受けているユーザーが対象
【回答】6割以上は先生の授業がわかりやすいと回答。
【調査項目】金融教育(お金や資産形成・投資に関する授業)の影響を受けたと感じますか?(単一回答) ※高校で金融教育を受けているユーザーが対象
【回答】3割の高校生に影響あり。一方で半数は影響を受けていないと回答。
【調査項目】金融教育(お金や資産形成・投資に関する授業)のイメージや意見について教えてください。 (自由記述回答をジャンル分けして分析)
【回答】「わからない・難しそう」が最多だが、それ以降は必要性を感じる声が続く。
【調査項目】家庭でお金の使い方や投資について教わる機会はありますか?(単一回答)
【回答】家庭で教わる機会は半数を下回る。
■ 高校生が投資に対して持つ印象
金融教育において取り扱われる“投資”に対してのイメージ、お金を稼ぐことに対するイメージを聞きました。
【調査項目】投資に興味はありますか?(単一回答)
【回答】すでに投資を始めている割合は4.7%、7割が投資に興味。
【調査項目】投資を始めようと思ったきっかけは何ですか?(単一回答) ※「すでに投資を始めている」と回答したユーザー
【回答】約半数が、親の影響で投資を始めたと回答。「投資している投資商品はなんですか?(複数回答)」と質問に対する回答は以下の通り。
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投資信託 12名(50.0%)
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外国株式 6名(25.0%)
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国内株式現物 5名(20.8%)
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外国為替 3名(12.5%)
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金・プラチナ 3名(12.5%)
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PayPayポイント運用 2名(8.3%)
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単元未満株(S株) 2名(8.3%)
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PTS取引(SBI PTS) 1名(4.2%)
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債券 1名(4.2%)
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S&P 1名(4.2%)
【調査項目】投資に対するイメージを教えてください。 (自由記述回答をジャンル分けして分析) ※まだ投資をはじめていないユーザー
【回答】投資に興味がある高校生は多いものの、「難しい」「ハイリスク」「ギャンブル」といったイメージが強い。
【調査項目】将来、お金を稼ぐためにしたいことを教えてください。(複数回答)
【回答】大企業に就職したいが半数。2番目に「副業したい」が多く、全体の3割に達する。
■ 学費・奨学金に関して
大学進学に関連したお金に関しても、調査を実施しました。
【調査項目】保護者と大学進学の学費の相談をしたタイミングはいつごろですか?(単一回答)
【回答】高校2年生の前半までに、半数が学費について保護者と相談している。
【調査項目】大学進学時、奨学金制度(日本学生支援機構による給付・貸与型奨学金)を利用する予定はありますか?(単一回答)
【回答】半数近くが奨学金制度を利用する予定があると回答。
■ Studyplusトレンド研究所 調査所感
今回は、高等学校で実施されている“金融教育”に着目しつつ、新NISAなどで注目が集まっている資産形成や投資といったテーマに対して高校生が抱くイメージや、大学進学に関連した金銭的な事情を深掘りする調査となりました。
“金融教育”は家庭科や公共といった授業で取り扱われている中で、高校生が一定理解し、その重要性を感じているような結果が得られています。一方、授業を通じて実際の投資・資産形成への興味関心を引き出せているかという観点では、まだ道半ばのようです。
家庭でお金の使い方や投資に関して教わる機会がある高校生は半数未満となっておりますが、すでに投資を始めていると回答した高校生の主なきっかけは、「親の影響」です。
投資に興味を持っている割合は7割となっており、保護者・先生といった高校生にとって身近な大人が、しっかり機会を作って正確に導く必要性を感じます。
大学進学に関わる費用に関しては、中学生や高校1年生などの早い段階から保護者と相談する傾向が見られており、奨学金制度の利用意向も半数程度ありました。大学の学生募集という観点では、進学費用に関する制度やメリットの発信も一つのポイントとなりそうです。
本調査結果の完全版については、Studyplusトレンド研究所の公式サイトでも紹介しています。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/post/20240125
■学習管理アプリ「Studyplus」 概要
「Studyplus」は、日々の勉強を記録・可視化し、ユーザー同士でシェアして励まし合うことができる学習管理アプリです。
ユーザーの自己調整学習、学習モチベーションの維持・向上をサポートします。
累計会員数800万人以上、大学受験生の2人に1人が利用しています。https://www.studyplus.jp/
※アプリダウンロードURL
App Store:https://apps.apple.com/jp/app/apple-store/id505410049
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.studyplus.android.app
■「Studyplusトレンド研究所」 概要
「Studyplusトレンド研究所」は、日本最大級の学習管理アプリ「Studyplus」のユーザーを通じて、次代を担う若者の「いま」を見つめるための研究所です。
若者の学校生活や学習・受験といった側面から、好きなアーティストや消費行動といった生活者の側面まで、これからの新しい時代の「トレンド」を研究していきます。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/
■スタディプラス株式会社 概要
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所在地:東京都千代田区神田駿河台2丁目5−12 NMF駿河台ビル4階
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代表取締役:廣瀬高志
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事業内容:学習管理アプリ「Studyplus」、教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」の運営
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設立:2010年5月20日