生成AIを軸とした業務プロセスの見直しを推進 ~全社員が活用できるAIツールを内製開発~

株式会社クレディセゾンのプレスリリース

株式会社クレディセゾン(本社:東京都豊島区、代表取締役(兼)社長執行役員COO:水野 克己、以下:当社)は、クレディセゾンのDX戦略に掲げる「全社員によるDX実現」への一環として、生成AIを活用した軸とした業務プロセスの見直しや、新たなサービス創出に向け、取り組みを開始いたしました。
全社員約4,000人を対象に、2023年11月よりAIアシスタントサービス「SAISON ASSIST」の提供を開始、12月より社内情報回答チャットボット「アシストくん」のテスト運用を開始しています。また、2024年度中には、議事録作成システムの導入を予定しております。

  • クレディセゾンにおける生成AIの活用について

当社では2023年11月より、生成AIによる業務効率の向上や、安全な環境での生成AIの利用を目的にOpenAI API/Azure OpenAI Serviceを利用したAIアシスタントを全社員を対象に提供を開始しました。

今後は、より多くのビジネス課題を解決していくため、内製で構築したLLM(大規模言語モデル)活用基盤にて、業務知識が必要な問い合わせなども生成AIが作成した文章で回答できるように開発し、全社をあげて生成AIを前提とした業務プロセスの見直しに取り組んでまいります。また、社内での活用から得られたノウハウや、当社が保有するデータやAI技術と組み合わせ、新たなサービスの創出も目指してまいります。

  • 生成AI活用事例について

1.AIアシスタント「SAISON ASSIST」

OpenAI API/Azure OpenAI Serviceと連携したAIアシスタントを内製開発し、文章の要約や企画アイデアの検討などへの活用を推進しています。よく利用されるプロンプトについては、テンプレート化することで、社員が活用する際の時間短縮を実現しています。

2.社内情報回答チャットボット 「アシストくん」

社内業務や規定・規則などの問い合わせ対応など業務の効率化に向けて、内製開発した社内FAQシステムを活用し、slack(コミュニケーションアプリ)で社内情報や業務内容に関する質問に回答するチャットボットの開発を推進しています。チャットボットを活用時の適切でない回答を回避するために、業務知識を持つ社員がAIの生成した回答を事前に確認し、質問者に必ず正しい情報が回答されるフローを構築しています。また、生成AIが回答できなかった質問については、自動的に社内FAQに登録される仕組みも同時に構築を進めており、次回以降は生成AIが正しい回答ができることを目指しています。

3.議事録作成システム

打ち合わせなどで録音した音声をテキストに変換し、LLM(大規模言語モデル)を活用して議事録内容を要約するシステムの内製開発に取り組んでおり、本年度中のリリースを目指しております。テキスト変換で失敗 しやすい社内用語などを正しいテキストに変換する追加学習機能も実装予定です。

<参考:詳細資料について>

■クレディセゾンのCSDX(企業サイト):

https://corporate.saisoncard.co.jp/business/csdx/

■CSDX戦略 詳細資料(PDF):

https://corporate.saisoncard.co.jp/business/csdx/pdf/csdx_231220.pdf