さがみはら産業創造センター、KSP新ファンドに出資 ディープテックスタートアップを一体的に支援

研究開発型スタートアップに特化した支援実績をもつ第三セクターの両社が相互の強みを共有。研究シーズの社会実装から事業化、株式公開まで協同で伴走支援。

株式会社ケイエスピーのプレスリリース

 共に神奈川県にてインキュベーション施設を運営する株式会社さがみはら産業創造センター(本社:神奈川県相模原市、代表取締役:橋元雅敏、以下SIC)と、株式会社ケイエスピー(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:窪田規一、以下KSP)は、次世代の基幹産業に寄与するスタートアップの創出に向けてビジネスインキュベーション活動を連携し、伴走支援を強化しました。KSPが運営するKSP Next generation ファンド(NextGファンド)にSICが参画し、シーズの共有やハンズオン支援に協同であたります。神奈川県域に立地する両社が、これまで以上に連携し、技術、人材、事業及び支援サービスを強化し、スタートアップエコシステムの強化を目指します。

  • 出資の背景

 SICとKSPは、共に研究開発事業者の集積する都市でイノベーションによる新産業創出活動を行い、研究シーズの事業化、スタートアップの成長支援に取り組んでいます。これまでも両社ではビジネスマッチングなどで協同していましたが、半導体や情報通信、ライフサイエンス、環境分野など科学技術の進展とともにスタートアップからの支援要求も変化しており、今回、SICがNextGファンドに参加することで、より緊密でスピーディーな連携によるスタートアップ支援を実現します。なお、両社は第三セクターとして、常に地域や時代に必要とされるサービス事業を追求しております。地域を超えた積極的な協同支援事業が、日本のスタートアップエコシステムのさらなる発展に結実されるよう取り組むものです。

  • KSP Next generation ファンド(NextGファンド)について

 KSPは、既存の7つのファンド運営に加え、2022年9月より新たにNextGファンドを運営しています。我が国の未来のために、新たな次世代の基幹産業を創出することを目指し、ディープテックシーズに基づくスタートアップ及びライフサイエンス分野のスタートアップへの出資とハンズオン支援を行う「インキュベーションファンド」を実践します。

  • 株式会社さがみはら産業創造センター(SIC)について

 SICは、1999年4月に、相模原市、相模原商工会議所及び新事業創出促進法に基づき地域振興整備公団(現中小企業基盤整備機構)が出資し設立されました。その後、地元企業や地域金融機関など22社も出資。地域に根付いたインキュベーション活動を行い、産・学・官の研究交流・連携のもとに、研究シーズの事業化と、研究開発型ベンチャー企業の創出・育成に力を入れています。

 社内のインキュベーションマネージャー(IM)によるハンズオン支援を特徴とし、地域経済の発展に貢献するため、入居企業及び地域企業に対する成長支援や技術開発支援などを行う経営サポート事業、相模原市などの産業振興政策を担うプロジェクト事業、地域での人材採用や人材育成を担う人材事業、3施設4棟の施設管理を担う賃貸事業に取り組んでおり、今回のNextGファンドの参画で、スタートアップ支援をさらに強化していきます。

社 名:株式会社さがみはら産業創造センター

事 業:賃貸(オフィス/ラボ、コワーキングスペース)、経営サポート、プロジェクト、人材

設 立:1999年4月

代表者:橋元 雅敏

所在地:〒252-0131 神奈川県相模原市緑区西橋本5-4-21

U R L :https://www.sic-sagamihara.jp/

  • 株式会社ケイエスピー(KSP)について

 KSPは、1986年12月に神奈川県、川崎市、日本政策投資銀行及び民間46社の出資による第三セクターとして設立されました。日本を代表するメーカーが集積する川崎市で日本初の都市型サイエンスパークである「かながわサイエンスパーク」を運営しています。ビジネスインキュベーションと合わせてファンド投資、ビジネススクール、ビジネスマッチングなど多岐にわたる支援サービスを行い、日本の新産業育成モデルの牽引役として国内外から評価を受けています。日本の将来の基幹産業を担うベンチャー企業の創出・育成に向けて貢献します。

社 名:株式会社ケイエスピー

事 業:オフィス/ラボ賃貸、投資ファンド、ビジネススクール、ビジネスマッチング等の運営

設 立:1986年12月

代表者:窪田 規一

所在地:〒213-0012 神奈川県川崎市高津区坂戸三丁目2-1  KSP西304

U R L :https://www.ksp.co.jp/