株式会社PREVENTの住友生命グループインについて

住友生命保険相互会社のプレスリリース

住友生命保険相互会社(取締役 代表執行役社長 高田 幸徳、以下「住友生命」)は、株式会社PREVENT(代表取締役社長 萩原 悠太、以下「PREVENT」)の株式を12月8日付で100%取得し、PREVENTは住友生命グループ入りしました。

1. 背景

PREVENTは、Waas(Well-being as a Service)エコシステム※1における重症化予防領域のパートナーであり、2021年の住友生命CVCファンドからの出資および業務提携※2を皮切りに、自治体向けサービスの共同開発や団体保険への付帯サービス提供等の協業を通じ「健康長寿社会の実現に貢献する」ことを目標に、共に取り組んできました。

さらなる協業の発展を目指し検討を進めていく中で、PREVENTが持つヘルスケア領域におけるノウハウや技術力に加え、住友生命グループのリソースも活用し、グループとして一体でヘルスケア事業を拡大していくことが最良の選択であると方針が一致し、PREVENTを住友生命グループに迎え入れることとしました。

※1 Vitality健康プログラムを中心とするウェルビーイングに資するサービスエコシステムのことです。

※2 詳細は右記URLをご参照ください。https://www.sumitomolife.co.jp/about/newsrelease/pdf/2021/210826.pdf

2. これまでの取組みと今後の展開

住友生命の「Vitality健康プログラム」、PREVENTの医療データ解析「Myscope」および生活習慣改善支援プログラム「Mystar」をそれぞれ活用した協業としてMVM事業(以下「本事業」)を展開してきました。

本事業は、官民連携事業の新たな形として自治体と共に実証事業を実施し、市民の健康増進を促進するだけでなく、自治体の医療費財政の適正化に貢献できるサービスとして展開しています。既に複数の自治体で実証実験を実施し、茨城県鹿嶋市では市民向けサービスとして社会実装されています※3。

社会実装化に向けては、「証拠に基づく政策立案(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング(EBPM))※4」に取り組み、事業効果を最大化するために必要な要素を網羅し、体系的に可視化することのできるロジックモデルを自治体と共に構築してきました。

今後、企業の健康経営や人的資本経営の推進、健康保険組合における医療費財政の適正化に向けても本事業は有効活用できると考えており、今回のグループインによって、より一体となって事業展開を加速させていきます。

※3 詳細は右記URLをご参照ください。https://www.sumitomolife.co.jp/about/newsrelease/pdf/2023/230403a.pdf

※4 その場限りのエピソードに頼るのではなく、政策目的を明確化したうえで合理的根拠(エビデンス)に基づくものとすること。

CVC ファンド※5からの出資・業務提携を経てグループインに至ったケースは住友生命として初めての事例であり、今後も将来性のあるスタートアップ企業への投資を通じて Waasエコシステムの拡充に資する事業共創を推進していきます。

※5 詳細は右記URLをご参照ください。https://www.sumitomolife.co.jp/about/cvc/

■住友生命の概要

会社名:住友生命保険相互会社

設立:1907年5月

代表者:取締役 代表執行役社長 高田 幸徳

本社所在地:大阪府大阪市中央区城見1-4ー354

事業内容:生命保険業およびその他付随業務

ホームページ:https://www.sumitomolife.co.jp

■PREVENTの概要

会社名:株式会社PREVENT

設立:2016年7月

代表者:代表取締役社長 萩原 悠太

本社所在地:愛知県名古屋市東区葵1ー26ー12 IKKO新栄ビル9F

事業内容:医療データ解析、生活習慣病の重症化予防支援事業等

ホームページ:https://prevent.co.jp