ICMG共創ファンド、インドのB2B医薬品流通プラットフォーム SAVEOへAlkemi Growth Capital、Peer Capitalらと共にシリーズAラウンドで出資を実行

株式会社ICMG Partnersのプレスリリース

株式会社ICMG Partners(本社:東京都千代田区丸の内)が運用し、日本空港ビルデング株式会社(本社:東京都大田区羽田空港)、株式会社きらぼし銀行(本社:東京都港区南青山)がLP出資するICMG共創ファンド1号投資事業有限責任組合は、SAVEO Healthtech Private Limited(本社:41-3-79/2, Mysore Rd, New Timberyard Layout, Bengaluru, Karnataka 560026、以下、SAVEO)に出資を実行したことをお知らせいたします。SAVEOは、今回のシリーズAラウンドにて、ICMGに加え、インドのヘルスケア系VC Alkemi Growth Capital、Peer Capital、さらにはRTP GlobalやLC Nueva等の既存投資家からの出資を受けております。今回出資を行った投資家に加え、既存投資家のMatrix PartnersやIndia Quotientなども合わせ、これらの強力な投資家陣と共にさらなる成長を支援してまいります。

左:SAVEO CEO Vivek Jaiswal 氏(左から1番目) 右:ICMG Partners Founder 舩橋元 氏(右から2番目)

SAVEOは、インドのTier1地域周辺の薬局に対して、処方薬・非処方薬のB2Bマーケットプレイスを展開しており、医薬品メーカー・ブランド、卸売業者、薬局をワンストップで結ぶオンライン流通サプライチェーンを構築しています。ユニークなオンラインプラットフォームモデルを持つSAVEOは、在庫リスクを負わないジャスト・イン・タイム型のアセットライトモデルを採用しながら、自社のフルフィルメントセンターをハブとして医薬品のオンライン流通の一元化を実現しています。

 

輸出を含むインドの薬局小売市場のTAM*は600億米ドル(2023年)で、今後5年間で1,200億ドルに成長すると見込まれています。しかし、20万以上のSKU、8万以上の流通業者、100万以上の薬局から市場が構成されており、サプライチェーンが断片化されています。このような市場環境の下、医薬品メーカーや流通業者から薬局などのプレーヤーが乱立しており、特に薬局はその傾向が顕著な状況です。2023年現在、インド市場には100万以上の薬局がありますが、チェーンの薬局は全体の13%(内3%はオンライン薬局)に留まり、残りの87%は組織化されていない、個人経営のオフライン薬局となっています。それらのオフライン薬局は、自身で調達網を構築してジャスト・イン・タイムで医薬品を調達し、在庫を管理することができないため、結果として、業界全体のフィルレート*は60~65%と低く、顧客(もしくは消費者)が求める医薬品の提供に障壁が生じています。

*TAM:Total Accessible Market(「獲得可能な最大市場規模」の意)

*フィルレート:商品の請求時に在庫がある割合

 

こうした課題に対し、SAVEOはオンラインでの発注から配送、調達までの一元管理を可能とするワンストップの流通サプライチェーンを提供しています。SAVEOのプラットフォームは、市場ニーズと深くマッチしており、高いユーザビリティを実現しています。現在はインド国内のTier1、Tier2を中心に展開していますが、今後は都市部以外へのサービス拡大も計画しており、購買データの蓄積によるブランド力のさらなる強化が期待されています。

 

今回の投資の意義は、SAVEOのジャスト・イン・タイム・モデルを活用し、インドの薬局周辺の脆弱なサプライチェーンを解消することにあります。効率的な流通サプライチェーン(SDGs No.9)を確立することで、組織化されていないオフライン薬局のフィルレート*需要を満たせる(SDGs No.8)だけでなく、エンドユーザーが必要な時に必要な医薬品を各地で安定的に入手できる世界(SDGs No.3)を実現することができます。

 

ICMGグループは、SAVEO及びインドの経済成長を支援することを通じて、インドの地方発展に貢献したいと考えています。また、ICMGグループが有する日系大手企業との幅広いネットワークを活かし、日本で流通しているヘルスケア関連商品のインド展開や日本企業のインド市場参入を支援するとともに、SAVEOのGMV*の拡大に貢献してまいります。

*GMV:Gross Merchandise Value(流通取引総額の意)

 

【SAVEOについて】

SAVEOは2019年8月にインドのバンガロールにて、Vivek Jaisval(CEO)、Amit Kumar(CTO)、Anurag Savarnya(CSO)、Shivansh Shrivastava(COO)の4人の創業者によって共同設立されました。創業者4名は全員インド工科大学の各校の卒業生であり、Vivek氏とAnurag氏はインド医学のバックグラウンドと専門知識を持つ家系の出身、Amit氏はテクノロジーに関する知見、Shvansh氏はテクノロジー企業のマネジメント経験と、それぞれの創業者のスペシャリティが発揮されているマネジメントチームとなっています。SAVEOは、医薬品を迅速かつ安全に届けることを目的に、自社開発したモバイルアプリケーションを通じて、薬局、小売店、医療機関に医薬品の流通プラットフォームを提供しており、従業員数は既に100人を超え、インド市場で急成長を遂げています。

URL:https://nirogstreet.com/

 

【ICMGグループについて】

ICMGグループは、創業以来20年以上に渡って、日本・シンガポール・インド・シリコンバレー等をベースに、日本大企業のトップマネジメントへのコンサルティングサービスを提供しています。また、日本大企業の役員へのリーダーシップ育成プログラムも実施しており、日本大企業のリーダークラスとの広範なネットワークを保有しています。直近では、東京電力・中部電力と共に、東南アジアの再生可能エネルギーへの投資や、国連UNDPとのSDGsイノベーションに関するパートナーシップ、ベンチャーキャピタルでのSequoiaやGoogle等のグローバルトップVCとの共同投資等、国内外のトッププレーヤーと連携し、プロジェクトを推進しております。

URL:https://www.icmg.co.jp/partners/

【ICMG共創ファンドについて】

 日本の空の玄関口である羽田空港第1・第2ターミナルを建設、管理・運営する日本空港ビルデングおよびグループ会社で新規事業開発を推進する羽田未来総合研究所と「金融にも強い総合サービス業」を目指すきらぼし銀行等を有限責任組合員に迎え、2021年5月にスタートしたベンチャーキャピタルファンドです。インダストリーの垣根を越えて社会課題を解決するスタートアップと日本大企業の共創を後押しし、未来に繋がるエコシステムを構築することを目的としております。スタートアップへスピーディーな成長資金を提供するだけでなく、ICMGグループが持つ日本大企業ネットワークを提供することでグロース支援を行います。