第18回「日本FP学会賞 授賞論文」発表!第19回「日本FP学会賞」論文募集開始

NPO法人日本FP協会のプレスリリース

 
日本 FP 協会(所在地 東京都港区、理事長 白根壽晴)が共催する第18回「日本FP学会賞」の発表及び授賞式が、2023年10月7日、慶應義塾大学三田キャンパスにおいて行われ、日本FP協会奨励賞の1作品が選ばれました。受賞者は以下のとおりです。
 

日本FP協会奨励賞

論文名 : 銀行の個人向け資産運用サービスにおける顧客セグメンテーションとアプローチ方法の検討
受賞者 : 武笠 直子氏(むかさ なおこ/みずほ銀行・法政大学大学院)
 

受賞論文要旨

ライフプランに関わる様々な環境変化から、資産運用への関心が高まっているものの、一方で「銀行への資産運用相談意向」は高まっていないという現状がある。この背景には個人向け資産運用サービスに対するネガティブな感情が影響していると考える。そこで本研究では、従来の「年齢、預金残高、勤務先などの基本属性のみ」での顧客分類から脱却し、「個人のパーソナリティや取引意向」に応じたアプローチへ変更するために必要な分析手法の構築を目指す。
検証にあたっては、二次データの分析後、独自の調査票を作成、アンケート調査を行うことでデータを収集し、定量分析を行った。
検証の結果、「おしゃべり」「他者参照」に関する因子が、「銀行への資産運用相談意向」へ正の影響を与えることが明らかになった。さらに、「相談方法の好み」「銀行サービスの利用意向の大小」から、15の顧客セグメントの存在が示唆され、セグメントを予測するうえで「コツコツ」「積極」「安定」因子が重要であることが明らかになった。
 
「日本FP学会賞」は、パーソナルファイナンスに関する分野で独創的で優れた研究を表彰し、研究者・実務家・大学生への支援を通じて、当該研究の振興に資するとともに、将来に向けたパーソナルファイナンス研究の担い手の育成を目的として、日本FP学会が主催(共催:日本FP協会)し、今回で18回目となりました。今回も応募の中から厳正な審査が行われ、日本FP協会奨励賞1点となりました。授賞式では、日本FP学会吉野直行会長によって表彰状、研究奨励金の目録の授与が行われました。
 
次回の第19回「日本FP学会賞」の概要は、リリース原文をご覧ください。
 
日本FP学会は、2000年3月、グローバリゼーションのもとにおけるパーソナルファイナンスの研究及びその教育・普及によって、わが国の金融システムの安定・発展を図り、個人の資産管理に関する教育及び研究を行う人材の育成を目的として設立されました。
研究者と実務家との相互交流による実社会に対応した研究の水準アップにより、広い意味での日本人に適した個人の資産設計、資産管理のノウハウが生活科学という学問的裏打ちをされることにより個人投資家・預金者の利益に資することを目指しています。