400Fのプレスリリース
近年、投資や資産形成への関心が高まり、投資を始める方が急増しています。来年からは新NISAもスタートすることとなり、いよいよ本格的に資産形成への流れが加速していくことが予想されます。一方で、お金の悩みは家族やパートナーなど近しい人であっても相談しにくいと感じるほどデリケートな話題です。実際に、お金の相談サービス「オカネコ」を運営している当社には、日々、資産形成に関する相談が多く寄せられていますが、「何をどのように進めていけば良いのかわからない」「誰に相談していいのかわからない」と検討段階で悩んでいたという方も少なくありません。
そこでよりユーザーの悩みに寄り添ったサービス提供の一助になるよう、今後一層需要が高まるであろう資産形成に関するアンケート調査を実施しました。
<調査結果サマリー> ■資産形成に興味・関心、経験あり47.1%、うち約8割は現在開始、見直し検討の余地あり ■検討中の方のうち、スムーズに情報収集ができている方はわずか23% 需要がある一方で検討段階におけるサポートが不足している ■利用したいサービスは?「診断テストやAIなどの人を介さないサービス」51.1%、「対面サービス」36.1%、「オンライン相談」33.0% 若年層(資産形成層)ほどオンライン相談サービスの需要が高い |
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資産形成に興味・関心、経験あり47.1%、うち約8割は現在開始、見直し検討の余地あり
「資産形成(保険、積立NISA、不動産投資、投資信託等)に興味関心、経験はありますか(N=1500)」という質問に対して、「資産形成に対して興味関心がない」と答えた人は52.9%、「資産形成に対して興味・関心、経験がある」47.1%でした。この結果は男女、年齢層別にみても大きな差はなく、約半数の人が資産形成への興味関心があることが分かりました。
さらに「資産形成に対して興味・関心、経験がある」と答えた方へ、「資産形成(保険、積立NISA、不動産投資、投資信託等)に関して、ご自身の現在の状況として最も当てはまるものはどれですか(N=706)」という質問をしたところ、「自分に合った資産形成ができている実感があり、現状追加・見直しの予定はない」と答えた方は20.5%となっており、「資産形成に踏み切れておらず、情報収集も含めまだ何も行動に移せていない」27.8%、「資産形成に踏み切れておらず、現在情報収集、検討段階である」13.6%、「資産形成を行っているが、現在追加・見直しを検討している」37.3%と、約8割の方が現在資産形成に関して開始、見直し検討の余地があることが分かりました。
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検討中の方のうち、スムーズに情報収集ができている方はわずか28.7%、需要がある一方で検討段階におけるサポートが不足している
「資産形成(保険、積立NISA、不動産投資、投資信託等)を検討中の方へ、ご自身の状況として当てはまると感じるものをすべてお選びください。(N=561)」という質問に対して、「検討するにあたってスムーズに情報収集ができている」を選択した人は28.7%となっており、「何から始めればいいかがわからず、行動に移せていない」39.2%、「気軽に相談できる相手がおらず、自分に合った資産形成がわからない」32.3%、「相談窓口に行くまでのハードルが高く、行動に移せていない」21.9%と、検討段階において障壁を感じている人が多いことが分かりました。
「何から始めていいかわからない」「相談できる相手がいない」という検討する上での最初の一歩で悩んでいる方が半数以上であるという結果から、いかに資産形成に関して検討段階におけるサポートが必要であるかが読みとれます。
さらに、年代別に分析すると、「何から始めればいいかがわからず、行動に移せていない」「気軽に相談できる相手がおらず、自分に合った資産形成がわからない」と回答した方は20代、30代が多く、若年層ほど傾向が大きいということが分かりました。
また、「相談窓口に行くまでのハードルが高く、行動に移せていない」と回答した方は60代が最も多く、高年齢層において窓口まで足を運ぶことは物理的ハードルが高いことも伺えます。
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利用したいサービスは?「診断テストやAIなどの人を介さないサービス」51.1%、「対面サービス」36.1%、「オンライン相談」33.0%
若年層(資産形成層)ほどオンライン相談サービスの需要が高い
「資産形成(保険、積立NISA、不動産投資、投資信託等)に関する相談サービスの中で利用したいと感じるサービスをすべてお選びください。(N=706))」という質問に対して、「AIや診断テストなど、人を介さず簡単な質問に答えるだけで自分に合った資産運用を提案してくれるサービス」が最も多く51.1%、次いで「窓口/対面でお金のプロ(FPなど)に相談できるサービス」36.1%、「オンラインでお金のプロ(FPなど)に相談できるサービス」33.0%という結果になりました。
さらに、年齢層ごとに分析すると、AIや診断テスト等の人を介さないサービスは年齢層において大きな差はなく、オフライン(窓口/対面)相談サービスは高年齢層ほど需要が高く、オンライン相談サービスは若年層(資産形成層)ほど需要が高い結果となりました。
【アンケートの調査概要】
調査方法:WEBアンケート
調査期間:2023年8月24日(木)~2023年8月25日(金)
回答者:全国の20代以上の男女1,500人(各年代男女125人ずつ)
※調査結果データの引用、転載に際しては必ず『株式会社400F「オカネコ」調べ』と記載してください。
※調査結果に関する問い合わせは、担当者までお問い合わせください。
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株式会社400F代表・中村仁 考察
日本は貯蓄から資産形成と言われて久しいですが、なかなか浸透していませんでした。しかし、NISA等含めた政策的後押し、そして使い勝手の良い新しいサービスが次々と立ち上がってくる中でついに日本に資産形成が根付く土壌ができてきたと感じます。
とはいえ、世の中に資産形成に関する情報が氾濫している中で、自分一人でスムーズにスタートできる人は多くありません。意外かもしれませんが、ネット証券におけるNISAの稼働率が50%台であったり、生命保険のネット加入率が5%程度であるなど、ネットで自己完結というのは難しい状況です。一方で、これまでのFinTech等含めた新しいサービスは新たな金融商品の開発がメインであり、個人の相談ニーズに対応するものがほとんど生まれてきておりませんでした。そんな中ChatGPTを活用したAIプロダクトや、より気軽に相談できるサービスのニーズは高まってきております。当社は今後も、どんな人も取り残されないで家計に関するお金の不安を解消することのできる世の中を創っていきたいと思います。
<プロフィール>
中村 仁
株式会社400F 代表取締役社長
一般社団法人日本金融サービス仲介業協会 代表理事会長
2005年 野村證券株式会社入社。3年間の支店営業後、野村資本市場研究所ニューヨーク事務所に出向し、米国金融業界の調査及び日本の金融機関への経営提言を行う。帰国後、野村證券株式会社マーケティング部・営業企画部にて、営業部門の経営戦略立案に携わる。同時に営業部門CEO補佐役として世界中の金融業界を現地訪問しながら調査。その後、京都支店ウェルスマネジメント課にて、上場・未上場企業を担当。
2018年7月より株式会社400F代表取締役就任。一般社団法人日本金融サービス仲介業協会代表理事会長。
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『オカネコ』について(http://okane-kenko.jp/)
スマホから居住地や年齢、年収、家族構成などの質問に答えるだけで、同地域・同年代の人と比較し、ユーザーの家計状況を診断。その後、診断結果をもとにFP(ファイナンシャルプランナー)やIFA(金融仲介業者)等のお金に関する専門家からアドバイスコメントが届き、ユーザーはチャットで気軽に相談することができるオンラインサービスです。
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会社概要
“お金の問題を出会いで解決する”ことを理念に2017年11月に設立。証券・保険・銀行などさまざまなアドバイスをワンストップで無料相談できる国内最大級のプラットフォーム『オカネコ』を運営。どんな立場の人にも有効な「お金の問題解決」の機会を提供し続けます。
・会社名:株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ)
・本社:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町9-1 兜町第2平和ビル FinGATE BLOOM 4F
・設立: 2017年11月1日
・代表者:代表取締役社長 中村 仁
・事業内容 :『オカネコ』の運営、『オカネコBiz』の運営、金融オンライン・アドバイザー事業(金融サービス仲介+保険代理店事業)、オウンドメディア『オカネコマガジン』( https://okane-kenko.jp/media/ )運営、金融機関のコンサルティング事業
・URL:https://400f.jp