株式会社アトラエのプレスリリース
■新会社概要
商 号 |
SMBC Wevox株式会社(英文 SMBC Wevox,Inc.) |
所 在 地 |
東京都港区麻布十番一丁目10番10号 |
資 本 金 |
50百万円 |
株 主 構 成 |
株式会社三井住友フィナンシャルグループ 55% 株式会社アトラエ 45% |
設立予定日 |
2023年10月2日 |
代 表 者 |
代表取締役社長 杉本 秀和 |
事 業 内 容 |
企業の組織力や企業価値向上支援 等 |
※公式ホームページは10月初旬公開予定
■新会社設立の背景と経緯
バブル景気の崩壊以降、日本経済は「失われた30年」とも言われる長きに渡る停滞期に入り、景気上昇のためには、新たな価値創造が求められています。先進諸国の企業価値に占める、研究開発や人材といった財務的指標に表れない無形資産の割合が高まる中、日本の企業価値は相対的に無形資産の割合が低位となっています。また、日本は他国に比べ「仕事に対する熱意」や「働きがい」が低いのも特徴的でした。こういった状況を改善し、最大級の無形資産と言われるヒトのポテンシャルを最大限に引き出すことは「失われた30年」を打開するための、極めて重要なドライバーになると考えられます。
SMBCグループは、三井家・住友家双方から受け継がれる長きにわたる歴史の中で、多くの企業の事業成長を支え、有形資産による価値向上を主として日本経済の一端を担ってきた強固たる実績があり、かつSMBCグループ自身も2020年に組織力向上プラットフォーム「Wevox」を導入し、以降、数々の組織改善を積み重ねてきました。
アトラエは、2003年の創業以来”理想の組織づくり”をとことん追求し、本気の仲間と共に信じる価値への挑戦を続けています。テクノロジーによって人の可能性を拡げる事業を創造し生きがいや働きがいのある社会の実現を目指す中、「Wevox」を通じて2,940社を超える企業の働きがいの向上、企業価値向上に貢献してきました。
本事業は、そんな両社が出会い、企業の垣根を越えた現場の有志チームにより企画・構想されたことから検討が始まっています。有形資産による価値向上に強いSMBCグループと無形資産による価値向上に強みを有するアトラエが協力し、日本全体の「働きがい・企業価値」向上の支援を行います。
■新会社のビジョン
SMBC Wevoxは、「日本を世界で誇れる国にする」というビジョンのもとに、所属する誰もが誇れる組織の形成をサポートすることで、日本中の全ての組織に所属するヒト、ヒトから形成される組織双方のパフォーマンスを最大化し、日本全体の価値を向上することを目指します。
「カラを、破ろう。」というスローガンのもと、伝統ある金融機関という固定観念にとらわれずに変革を続けるSMBCグループと、「世界中の人々を魅了する会社を創る」をビジョンに、創業時から従業員の働きがいを原理原則とした自律分散型の組織運営を続けてきたアトラエの、双方のリソース・想いを掛け合わせ、日本の誰もが活き活きとやりがいを持って働ける”誇れる組織づくり”を進めていきます。
■提供サービスの概要
フェーズ1 ~組織力を可視化する~ |
組織力を可視化するデジタルソリューション 「SMBC Wevox」の提供 組織力向上のデジタルソリューション「SMBC Wevox」は、目に見えない従業員の心理状態や特性、組織のカルチャー等の組織力をタイムリーに可視化し、よりよい意思決定や行動のきっかけを組織の中に生み出します。 |
フェーズ2 ~組織力を最大化する~ |
組織力のデータをもとにした人事・組織課題解決策提案 SMBC Wevoxは組織力の可視化に留まらず、可視化されたデータをもとにした人事・組織課題解決策の提案により、組織の可能性を更に引き出すサポートを行います。 |
フェーズ3 (将来的に目指す姿) ~非財務指標を新たな 企業価値の基準に~ |
非財務指標(人的資本)を企業価値として評価する 「新たな価値基準」の創造 SMBC Wevoxは、非財務指標を企業価値として評価する新たな価値基準を創造し、働きがいのみならず企業価値等の経済面においても所属するヒトにとって誇れる組織となることを目指します。 (参考:アトラエと一橋大学院との共同研究) |
■両社コメント
株式会社三井住友フィナンシャルグループ
執行役社長グループCEO 太田純 氏
グループCEO就任以来、常々「カラを、破ろう」と言い続けてきました。このメッセージには目まぐるしく変化する事業環境の中で、前例や先入観、固定観念、組織の論理等に囚われず、どんどん新しいことにチャレンジしてほしいという思いを込めています。今後も更なるイノベーションを生むための仕組み作りや、従業員のチャレンジを後押しする仕組みの整備等により、制度面からも「カラを、破る」人財を増やしていきたいと考えています。
今回設立するSMBC Wevox社では、従業員のチャレンジを報酬制度面から後押しすることを期待し、ストックオプションの付与も検討しております。
株式会社三井住友フィナンシャルグループ
執行役専務グループCDIO 磯和啓雄 氏
SMBCグループのデジタル部門では「Beyond&Connect」と「Empower Innovation」という2つの方向性を掲げており、従来の戦略をさらに発展させることで、SMBCグループの掲げるビジョンである「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」を目指しています。
今回のSMBC Wevox社の事業化は、カラを破り、企業の垣根を超えてつながった有志によるボトムアップの取組が事業化につながった、デジタルビジネス推進における2つの方向性をまさに体現しているモデルケースだと考えています。
今後もSMBC Wevoxのような「カラを破ったその先」の事例をますます増やしていきたいと考えております。
株式会社アトラエ
代表取締役CEO 新居佳英
アトラエは「世界中の人々を魅了する会社を創る」をビジョンに、創業時から一貫して理想の組織づくりにこだわってきた会社です。私たちは、熱意や志を持った社員が結束して力を発揮すれば必ず成果につながると信じており、その想いからうまれたのが「Wevox」です。
今回のSMBC Wevoxは、自律分散型組織であるアトラエのカルチャーとWevoxのサービス運営で得てきた知見を全て注ぎ、SMBCグループの皆様とご一緒することでさらなる付加価値の提供及びビジョンの実現を目指せるサービスだと期待しています。
■代表コメント
SMBC Wevox株式会社
代表取締役社長 杉本秀和 氏
企業とは「事業」と「組織」で成り立っています。だからこそ組織づくりを銀行がやる意義があります。人の想いや熱量など、企業のエンゲージメントを可視化し、それが売上に影響することがわかれば、新しい資本主義のルールを作っていけるかもしれません。「事業」と「組織」の両輪を高めつつ、それを統合させて、私たちが新しい企業価値評価の常識を作っていきたいと思っていますし、それは金融業を営むSMBCグループとアトラエの掛け算だからこそできると思っています。
SMBCグループとアトラエは、両社の熱量とリソースを掛け合わせ、全てのヒトが活き活きと働き、企業価値向上にも繋がるような世界観を実現していきます。
■会社概要
社 名:株式会社アトラエ(東京証券取引所プライム市場:6194)
所 在 地:東京都港区麻布十番1-10-10 ジュールA 8F
代 表 者:代表取締役CEO 新居 佳英
事業内容:People Tech事業(Green・Yenta・Wevox・Inow)、Sports Tech事業(Altiri)
※People Tech事業:“テクノロジーによって人の可能性を拡げる事業を創造していく” という想いを込めてアトラエを再定義した造語
Green https://www.green-japan.com/
Yenta https://page.yenta-app.com/jp
Wevox https://get.wevox.io/
Inow https://get.inow.jp
Atrae Design https://atrae.design/
■お問い合わせ先
報道関係:pr@atrae.co.jp