株式会社トレジャープロモートのプレスリリース
【調査結果サマリー】
● 20代・30代が株の情報を得るのはYouTubeが最多で53.4%、次点はTwitterで29.9%
● 「特定のチャンネルやアカウントにこだわらない」がYouTube利用者では41%、Twitter利用者では49%。幅広く情報を得る傾向
● 情報収集に利用するデバイスは、スマートフォンが圧倒的でパソコンの約5倍
株式投資の情報を得るためによく利用しているサービス(N=800)
【調査背景】
3月に行った「株式投資への取り組み調査_2023年春」(対象:20~70代の男女2,923人)では、現在の投資状況が「含み益」となっている人の割合は20代と30代が74.0%で最も高く、反対に「含み損」の人は20代が最も低い、という結果になりました。そこで、多くが利益を出している20代・30代に、どのようにして株式投資に取り組んでいるのか、さらなる調査を実施しました。
(前回調査についてはこちら https://www.kabunogakkou.com/release/release_20230424.pdf )
(参考)Z世代が株式投資に取り組む理由 https://www.kabunogakkou.com/release/release_20230714.pdf
【調査概要】
● 調査内容:Z世代の株式投資への学習調査
● 調査方法:インターネット調査
● 調査対象:事前調査で「株式投資に取り組んでいる」と回答した全国の20代・30代の男女800名
● 調査日 :2023年6月23日
【調査結果】
1. 株式投資の情報を得るためによく利用しているサービス
20代、30代は株式投資に関する情報をどこで得ているのか。今回の調査の結果、最も多く利用されているのはYouTubeで53.4%、続いてTwitterが29.9%、Yahoo!ニュースが27.1%でした。新聞は17.5%、雑誌は12.1%です。YouTubeは新聞の約3倍となり、SNSを活用した情報収集の割合が高いことが見てとれます。
株式投資の情報を得るためによく利用しているサービス(N=800)
この結果を20代・30代に分けて見てみると、どちらの年代でもYouTubeが50%超えと、飛びぬけて高い結果となっています。次点は、30代はTwitterを抑えてYahoo!ニュースとなりました。また、20代ではInstagramがYahoo!ニュースを抑えて3位に入っています。
利用サービス:20代と30代の比較
2. YouTubeで最もよく見ているチャンネルは?
株式投資の情報収集にYouTubeを利用している427名に「株式投資について学ぶために、最もよく見ているチャンネル」を調査しました。その結果、最も多かったのは「特にない」「色々なところを見ている」「特定のチャンネルを見ているわけではない」といった回答(計175件)でした。特定のチャンネルを意識するよりも、検索やレコメンドで出てきた動画を見ている人が多いようです。
特定のチャンネルで回答数の多かったものを順に示すと、以下の通りとなりました。
【回答数が多かったチャンネル】
・両学長 リベラルアーツ大学 :62件
・中田敦彦のYouTube大学 :14件
・株の買い時を考えるチャンネル :9件
・BANK ACADEMY/バンクアカデミー:8件
・Dan Takahashi(Japanese) :6件
「両学長 リベラルアーツ大学」の人気が高いことがうかがえますが、上記以外の回答では1件、2件といったものが多く、全体の傾向として特定のチャンネルに人気が集中するのではなく、様々なチャンネルの動画が見られていると考えられます。
3. Twitterで最もよく重視しているアカウントは?
株式投資の情報収集にTwitterを利用している239名についても、「最も重視しているアカウント」を調査しました。その結果、こちらも「特にない」「特定のアカウントはない」「決めていない」といった回答が117件で最多となりました。YouTube以上に、特定のアカウントを意識している人は少ないようです。個別の回答があったアカウントは様々ありましたが、複数回答があったものは僅かでした。
【複数回答があったアカウント】
・両リベ大学長 :6件
・テスタ :4件
・中田敦彦 :3件
・会社四季報 株式投資・銘柄研究のバイブル:2件
・バフェット太郎 :2件
YouTubeと同じく、特定のアカウントに人気が集中しているのではなく、検索やハッシュタグに紐づいて出てくる様々なツイートを見ている実態を把握できました。
4. 株式投資の情報を得るために主に利用しているデバイスは?
次に、「株式投資の情報を得るために主に利用しているデバイスは何ですか?」の質問に対して、20代、30代が最も良く利用しているものは「スマートフォン(iPhone)」が59.3%で最多となりました。次点の「スマートフォン(Android)」19.0%と合計すると、スマートフォンは78.3%となり、情報収集の主流はスマートフォンであると言えます。パソコンについては「ノートパソコン」が10.8%、「デスクトップパソコン」が5.5%となり、合計で16.3%でした。スマートフォンはパソコンの4.8倍です。
株式投資の情報を得るために主に利用しているデバイス(N=800)
ただ、パソコンをまったく使わない人が多いのかというとそうでもないようです。株式投資におけるパソコンの利用状況についての調査では、「よく使う」が30.5%、「使うこともある」が34.3%となっており、合計すると約65%の人はパソコンを利用していることが分かりました。
株式投資におけるパソコンの使用率(N=800)
【20代・30代に必要なのは情報の整理の仕方】
今回の調査で、20代・30代は主にSNSを活用して株式投資の情報収集を行っていることが分かりました。YouTubeやTwitterの利用状況からは、特定のチャンネルやアカウントに頼るのではなく、幅広く情報を得ている実態が浮かび上がります。新聞や雑誌といった旧来のメディアが中心ではないのは、「いろいろな情報を集めたい」「見比べたい」という心理が強いからかもしれません。
株式投資においては、誰かのやり方をただ真似するのではなく、自分自身に最も合ったスタイルを確立することが大切です。他人の意見を鵜呑みにして極端なリスクを取ってしまうことは最も避けるべきことの一つ。20代・30代はインターネットを上手に活用して様々な意見や情報を集めており、情報への向き合い方は好ましいものと言えます。投資状況が「含み益」となっている人の割合が20代・30代が最も高かったことの要因のひとつかもしれません。
一方で、様々な情報を集めることにより混乱を招きやすくなる点には注意が必要です。株式投資には様々な手法・スタイルがあります。それらの整理がついていない状況で、アルゴリズムによって自動でレコメンドされる情報が、本当に自分に必要なものなのかどうか判断することは困難です。その結果、無駄な回り道をしてしまうことも少なくありません。
株の学校ドットコムは、2009年の開校以来、一貫して「投資とトレードの違い」を知ることの重要性を発信し続けています。なぜなら、この違いを知ることで、自身の株式投資に必要な情報を少なくとも半分に絞ることができるからです。自分に必要なのは「投資」なのか「トレード」なのかもわからずに、混乱したまま株式投資に取り組んでいるとしたら、ただ霧に向かって奔走しているようなもの。その霧を晴らして道を示すことが、私たち株の学校ドットコムの役割だと考えています。
■株の学校ドットコムについて https://www.kabunogakkou.com
2002年に発足した投資勉強会を母体として、投資・金融に関する各種セミナーを開催。2009年より、オンライン形式の株式スクール「株の学校ドットコム」として、より幅広い層に向けた投資教育・情報発信を行っています。現役の個人投資家・トレーダーを講師に迎え、あくまで本質にこだわった講義が多くの支持を得ています。講座の受講者数は累計87万人を超え(2023年7月現在)、同種のサービスとして国内最大級の規模を誇っています。
【株の学校ドットコム金融教育研究所について】
近年、国民のライフプラン多様化に伴う金融リテラシー向上が課題とされ、さまざまな金融教育が広がりつつあります。しかしながら、学習者が必ずしも適切な教育機関と出会えているとは言えない現状があります。そこで、株の学校ドットコムでは金融教育研究所を設立し、金融教育を必要とする学習者がライフステージとライフプランに合わせた適切な教育者に出会えることを目的とした調査研究を行っています。
■トレジャープロモートについて
株式会社トレジャープロモートは、投資・トレード教育、企業経営・起業家教育に主軸を置いたコンテンツの企画・制作、それらを効率的かつ効果的に学習するためのシステム開発・運営、広く届けるためのメディア運営などを行っています。オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」、株式投資・トレードの情報サイト「かぶまど」の運営のほか、脳科学の視点を取り入れた当社独自のオンライン学習システム等の提供を行っています。
■トレジャープロモート代表・瀬川 丈より「最高の知恵を、最高の方法で、最高の人々に。」
トレジャープロモートは、株式投資や企業経営など、個人や会社の経済状況に大きな影響を与えるトピックについて、世界最高レベルの研究と実践をなし、その成果を広く日本社会に還元することを使命として、2002年夏、その母体となるグループが発足しました。
資金を長期的に増加させていく投資技術について、日本の教育は十分なものとは言えません。ましてや個人向けの投資教育にいたっては、まったくなされていないと言っても過言ではありません。初歩的な知識もないために、安易な投資で失敗するだけでなく、手数料の高いファンドを売りつけられて損をしたり、誰かの無責任なアドバイスの言いなりになって大切なお金を失ってしまう人が後を絶たないのは憂慮すべき事態です。
「貯蓄から投資へ」を掲げる政府の推奨もあり、初心者が株に取り組むハードルは年々下がっていますが、まずは無責任な誰かのアドバイスに騙されることのないよう、本質的な知恵を学ぶことが重要と言えます。その上で、株式投資・トレードで単に資産を増やすことを目的とするのではなく、その先にある個々人の幸福と、より良い社会を実現する真の教育が日本には必要です。
そのため、トレジャープロモートでは投資・トレード教育、企業経営・起業家教育に主軸を置いたコンテンツの企画・制作、それらを効率的かつ効果的に学習するためのシステム開発・運営、広く届けるためのメディア運営などを行っています。
今後もトレジャープロモートは、向上心に溢れる多くの方の学習・実践を全力でサポートし、大きな飛躍を遂げていただくための支援を惜しまず続けてまいります。
【会社概要】
社名 : 株式会社トレジャープロモート
本社所在地 : 東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル21階
代表者 : 代表取締役社長 瀬川 丈
設立 : 2005年12月26日
電話番号 : 03-3216-7354(代)
資本金 : 5,000,000円
従業員数 : 23名(業務委託スタッフ含む)
事業内容 : 投資教育事業/コンテンツ制作・配信/メディア運営/
金融商品仲介業/コンサルティング事業/
マーケティングシステム開発/CRSサポート/セミナー・教材開発
ホームページ: https://www.tpromote.com