株式会社こどもりびんぐのプレスリリース
未就学児と小学生を育てる保護者の多くは、30・40代の働き盛り世代。1000万円以上の金融資産(不動産を除く)を保有する世帯が約20%いる反面、約25%は300万円未満という、決して楽ではない懐事情が垣間見えてきました。
また、昨今の物価高もあり、多くの家庭では家計の見直しを行なっています。見直し項目のトップ3は「食費」(49.6%)、「光熱費(使用法の工夫)」(45.8%)、「通信費」(29.8%)※複数回答。節約は「今すぐできること」として、「まずはやってみよう」という傾向が見られました。
一方、資産を増やす行動については消極的。NISA、iDeCoなどを含む投資などをこの機会に始めた、という人は少数派。「新たに始めたことはない」が実に半数以上を占めており、「新しいことを始める」こと自体のハードルは高く、話題のNISA、iDeCoでさえもなかなか踏み出せていないようです。
※回答数570
◆「教育費」「老後資金」ともに、「不安はあるものの、いくらためれば安心できるのかわからない」
将来の学費・老後資金ともに7割を超える人が「不安」と回答。教育費のため方としては、「普通預金」(62.5%)、「学資保険」(34.5%)、「定期預金(積立/外貨定期含む)」(23.8%)が上位3位に(未就学児のいる人467人が対象、複数回答)。老後資金は「預貯金」(57.8%)、「保険」(47.9%)、「NISA」(30.8%)となりました(老後資金をためている人263人が対象、複数回答)。いずれもトップ2は「普通預金」「保険」となり、元本割れしない安心感のある商品での貯蓄がメインとなっていることがわかりました。
◆投資は「興味はある、でもイメージはネガティブ」。この世代に必要なのは「金融リテラシー」か?
2024年からスタートする「新NISA」などで、さらに注目が集まる投資については、「いずれはやってみたい」という気持ちはあるものの、「リスクが怖い」「独学で学ぶ時間がない」「知識と資金が足りない」など、ネガティブなイメージを持つ人が8割弱。投資に限らず、学校教育において金融教育をあまり受けてきていないこの世代のママ・パパには、今こそ「金融リテラシー」が必要なのではないしょうか。
【調査概要】 期間:2023.2.18~3.16 「あんふぁんWeb」「ぎゅってWeb」会員、こどもりびんぐアンケート会員に対しWebで調査を実施
【回答者プロフィール】全国の小学生以下の子どもを持つ保護者570人対象:女性529人、男性41人
詳しい調査内容をまとめた「今どきのママ・パパ お金に関する気持ちと実情」白書は、以下からダウンロードいただけます。
https://kodomoliving.co.jp/2023/07/6012/
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