長崎県西海市の森林整備保護活動「チューリッヒの森」プロジェクト、2022年度の整備活動の報告および2023年度の整備活動について

チューリッヒ保険会社のプレスリリース

チューリッヒ保険会社(東京都中野区、日本における代表者および最高経営責任者:西浦 正親)は、長崎県および長崎県西海市との共同森林整備保護プロジェクト「チューリッヒの森」プロジェクトにおいて、初年の2022年度の活動を計画どおり完了しました。

2022年10月13日より開始した、西海市雪浦地区における森林の整備保護活動「チューリッヒの森」プロジェクトでは2022年から5年間にわたり5ヵ所計33.98ha(東京ドーム約7個分)を整備します。2022年度は、環境省が定める重要湿地で長崎県より自然環境保護地域に指定されている久良木湿原に隣接する荒廃森林において主に間伐と植林を行いました。これにより樹木が適度な間隔を保ち、太陽光が地面まで届くようになり、また苗木を植林することで将来にわたり森林が豊かに育つ環境を整備することができました。

(整備前)

​(整備後)

なお、2022年12月10日には、当社社員と西海市民ボランティア約100名が「チューリッヒの森」を訪れ、現地で初めての森林ボランティア活動も実施しました。
 

  • 「チューリッヒの森」プロジェクト 初年度(2022年度)作業の概要

(1)所在地:長崎県西海市大瀬戸町雪浦河通郷他
(2)面積:約6.0ha
(3)期間:2022年10月13日より2023年3月31日まで
(4)作業内容:間伐、除伐、更新伐、植林など

2023年度は、活動場所を西海市大瀬戸町雪浦幸物郷の森林に移し、主に荒廃広葉樹林の除伐や補植(植林)を行います。2023年6月3日には、当社長崎オフィスの有志メンバーが現地に訪れ、西海市職員から整備方針などの説明を受けました。2023年12月には現地にて森林ボランティア活動の実施を予定しています。

(左図:黄色の線が雪浦川流域。数字が「チューリッヒの森」プロジェクトの施業位置、右図:2023年6月3日の現地視察の様子)

 

当社が属するチューリッヒ・インシュアランス・グループは、2014年以来カーボンニュートラル企業として事業を行っており、2019年には地球温暖化を1.5⁰Cに制限することを掲げた国連のグローバル・コンパクト「Business Ambition for 1.5℃」に最初の保険会社として署名しました。2020年にはブラジルでZurich Forestという森林再生プロジェクトを立ちあげました。

今後も当社は森林保護再生活動に主体的に取組み、気候変動および地域コミュニティに対して貢献してまいります。