サクソバンク証券における業務改善に関するご報告について

サクソバンク証券株式会社のプレスリリース

弊社は改善命令発令以降、社内内部管理態勢および業務改善、再発防止に努めて参りまして、現在では大幅な改善対応を実現できたと考えておりましたところ、業務改善報告書を当局に提出しましたことをここにご報告いたします。
引き続き全役職員をあげて業務に精励、邁進するとともに、お客様の信頼回復に努めて参る所存です。

業務改善命令事案の概要

2020年7月、海外ハッカー集団による外部からの不正アクセスを受け、外部ベンターが弊社向けに開発した入出金ツールを格納するサーバー内に保管された個人情報が流出しました。

 

業務改善策および再発防止策の4つの柱

(1)外部委託先管理態勢の強化

・外部委託先の厳格な選定審査と承認フローの徹底

・外部委託先の定期的なモニタリングと緊急連絡態勢の強化

(2)社内内部管理態勢の強化

・ID、パスワード管理態勢の強化

・業務管理態勢の強化(自動削除システムと2名態勢でのチェックの徹底等)

(3)監査機能の強化

・外部監査法人による監査の実施と、改善状況についての客観的な評価取得

・親会社による監査により内部管理態勢等の厳格な監査を実査完了

(4)経営管理機能の強化

2022年8月に代表取締役社長、10月に取締役コンプライアンス責任者を交代し、同月に2名の非常勤取締役を迎え、取締役会の大幅な刷新を行い、コーポレートガバナンスの強化を図りました。

 

また、今般の顧客個人情報の漏洩事案の責任を重く受け止め、弊社取締役会は該当役職員に対して厳重注意、減給を含む社内処分を実施いたしました。

 

弊社は、当局提出の業務改善計画で定めた業務課題23項目の改善策について、本業務改善計画に従い実施した内部監査における指摘事項への継続的な対応を除き、全ての改善策を実施済みです。また、親会社監査・外部監査による内部管理態勢および業務の検証等が着実な成果を挙げ、業務改善計画で定めた対応策はすべて整備が行われ、その改善効果を確認しております。今後、残課題の対応を進め、業務改善計画に基づく再発防止策を着実に実行し、「PDCAサイクル」の視点から再発防止策の実施および進捗状況の管理、実効性検証の進捗状況の管理を行い、更なる改善に取り組んで参ります。

 

詳細につきましては、サクソバンク証券のウェブサイトの「業務改善に関するご報告について」をご参照ください。

 

URL:https://www.home.saxo/ja-jp/content/commentaries/whatsnew/submission-of-business-improvement-report-12062023

サクソバンク証券株式会社について

サクソバンク証券株式会社は2006年に設立され、サクソバンク(Saxo Bank A/S)の100%子会社であり、金融庁の認可を受けたオンライン証券会社です。150種類以上の通貨ペアを提供する外国為替証拠金(FX)、9,000銘柄以上を取り扱うCFD、米国・欧州・中国をはじめとする11,000銘柄以上を取り扱う外国株式など多彩な商品を競争力のある取引手数料で提供しています。より詳しい情報はホームページをご覧ください。

https://www.home.saxo/jp

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第239号、商品先物取引業者

所在地 :〒105-0001  東京都港区虎ノ門1-2-8  虎ノ門琴平タワー22F

加入団体:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、日本投資者保護基金、日本商品先物取引協会