「マテリアリティ(重点課題)の見直し」および「環境関連目標の引き上げ・新規設定」について

三井住友ファイナンス&リース株式会社のプレスリリース

三井住友ファイナンス&リース株式会社(代表取締役社長:橘 正喜、以下「SMFL」)は、SDGs経営のさらなる推進のため、「マテリアリティ(重点課題)の見直し」および「環境関連目標の引き上げ・新規設定」を行いましたのでお知らせします。

  • 1.マテリアリティ(重点課題)の見直し

SMFLは、「環境」「次世代」「コミュニティ」「働きがい」の4つのマテリアリティを選定し、SDGsの17の目標のうち7つを注力項目に掲げ、事業活動に取り組んでまいりましたが、今般、今後の取組方針を反映し、マテリアリティを一部見直しました。2023-2025年度の中期経営計画で主要施策として掲げている「サーキュラーエコノミーを実現していく第一人者としての活動」や「事業を離れた社会の優先課題に対する貢献」と整合するものとなります。

(1)「環境」の主要施策に掲げていた「3Rビジネス推進」を、「サーキュラーエコノミービジネスの推進」
          に変更

(2)「次世代」に関するSDGs注力項目に、「1 貧困をなくそう」を追加

 

 

 

  • 2.中長期環境目標の引き上げ

SMFLは、2022年4月、以下の3つの中長期環境目標を設定し、達成に向けて取り組んでまいりました。

 目標1:2023年度迄にSMFL(単体)における国内GHG排出量(Scope 1およびScope 2)
     ネットゼロを達成
 目標2:2025年度迄にSMFLグループ(連結)におけるGHG排出量(Scope 1およびScope 2)
     ネットゼロを達成
 目標3:2029年度迄に契約額で累計1兆円のサステナブル関連ビジネスを通じた脱炭素化への貢献

このうち、目標3に関して、2022年度迄の累計契約額で約3,300億円の実績に達している状況を踏まえて、累計契約額1兆円の達成時期の目標を2025年度に前倒ししました。また、新たに、2029年度迄に累計契約額2兆円という目標を設定しました。

 
目標3(引き上げ後)
・2025年度迄に契約額で累計1兆円のサステナブル関連ビジネスを通じた脱炭素化への貢献

・2029年度迄に契約額で累計2兆円のサステナブル関連ビジネスを通じた脱炭素化への貢献

 

 

 

  • ​3. 「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」に関する新規目標設定

2022年4月、プラスチック使用製品の設計からプラスチック使用製品廃棄物の処理までのライフサイクルにおいて、プラスチックの資源循環の取り組みを促進するため「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されました。また、2022年10月には、公益社団法人リース事業協会が、リース会社向けのガイダンスを制定・公表しています。このような動きも踏まえ、2つの新たな目標を設定し、プラスチックのサーキュラーエコノミー実現に向けた取り組みを積極的に推進していきます。

・事業活動で用いるプラスチック事務用品などの排出抑制
「2025年度までに、使用済クリアファイルをリサイクル率100%にする」
「2025年度までに、新たに購入するクリアファイルを非プラスチック素材100%にする」

・プラスチックを使用したリース終了物件の再資源化
「2024年3月を目途に具体的な定量目標を設定すべく、今後1年間で委託処分業者との丁寧なコミュニケーションを継続して、リース物件の生涯リサイクル率を把握し、資源のサーキュラー化の促進を共同で推進する」

SMFLは、経営理念・経営方針を示す「SMFL Way」の Our Vision(私たちの目指す姿)の一つとして 「SDGs 経営で未来に選ばれる企業」を掲げています。今般の「マテリアリティ(重点課題)の見直し」および「環境関連目標の引き上げ・新規設定」を通じて、気候変動・環境問題への取り組みを加速し、脱炭素社会・サーキュラーエコノミーの実現に貢献していきます。

以上