ナウキャスト、機関投資家向けのデータ分析基盤構築ソリューション「AlternaData Hub(オルタナデータハブ)」を提供開始

株式会社Finatextホールディングスのプレスリリース

 次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループでビッグデータ解析事業を担う株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:辻中 仁士、以下「ナウキャスト」)は、機関投資家向けのデータ分析基盤構築ソリューション「AlternaData Hub(オルタナデータハブ)」の提供を本日2023年6月13日(火)から開始します。併せて、Snowflake株式会社(本社:東京都渋谷区、社長執行役員:東條 英俊、以下「スノーフレイク」)と協業し、データクラウド「Snowflake」と連携したソリューション「AlternaData Hub on Snowflake」の提供を開始します。

■背景
 オルタナティブデータ(※1)活用の広がりや高性能な大規模言語モデル(Large Language Models、以下「LLM」)の登場により、証券会社や資産運用会社といった機関投資家の間では、自社専用のデータ分析基盤を構築し、投資分析の自動化や高度化を行いたいというニーズが高まっています。
 ナウキャストはこれまで、POSデータやクレジットカード決済データといった複数のオルタナティブデータを活用した投資分析サービスや、複数のデータを1つのダッシュボード上でまとめて分析できる投資分析プラットフォーム「AlternaData(オルタナデータ)」を開発し、機関投資家向けに提供してきました。
 今回、ナウキャストが培った分析基盤構築やデータエンジニアリングの知見をソリューションとして提供することにより、投資判断におけるデータ活用と分析基盤のクラウド化を促進したいと考え、「AlternaData Hub」を提供します。今後も“Day1で分析開始できる分析基盤”を目指して改良を進めていきます。

■「AlternaData Hub」について
 「AlternaData Hub」は、投資分析に特化したセミオーダー型のデータ分析基盤構築ソリューションです。基盤構築には標準化されたパッケージを用いることで、クラウド環境の構築から分析の自動化・高度化に至るまで一貫したサービスを低コストで提供します。また、豊富な開発経験を有するナウキャストのデータエンジニアがお客様の業務ニーズを的確に把握し、要件定義から導入まで支援します。

◯具体的な支援例
・クラウド環境の構築
・データウェアハウスの構築
・ダッシュボード作成
・レポーティングの自動化
・分析用Excelの自動生成
・ウェブスクレイピング
・オルタナティブデータ活用の高度化 など

■「AlternaData Hub on Snowflake」について
 「AlternaData Hub on Snowflake」は、「AlternaData Hub」のデータウェアハウス(※2)として、スノーフレイクが提供するSaaS型データクラウド「Snowflake」を採用したものです。高品質なデータウェアハウスを手軽に使えるため、コンプライアンスの厳しい金融機関でもスピーディーにPoC(Proof of Concept:概念実証)を実施できます。また、Snowflakeの導入をご検討中の方にとっては、「AlternaData Hub」がSnowflakeのラッパー(※3)となることで、導入時に必要となるデータ整備やダッシュボード開発といったシステム開発コストを削減できます。さらに、Snowflakeのマーケットプレイスを利用可能なため、財務データ、マーケットデータ、オルタナティブデータといった様々なデータをシームレスに分析できます。

■セミナーのご案内
 以下の日程にてセミナーを開催します。機関投資家の皆様はぜひご参加ください。

・セミナータイトル: 金融業界向けSnowflakeセミナー 〜 オルタナティブデータやマーケットデータを最大活用するには〜
・開催日時 : 2023年7月14日(金) 15時00分~16時30分
・開催場所 : オンライン(Zoomウェビナー)
・内容   : バイサイドにおけるデータ基盤構築と運用に関する事例紹介
・申込方法 : 以下のページからお申し込みください。
・URL   : https://www.snowflake.com/webinar/fsi-webinar-with-nowcast/

■お問い合わせ先
 「AlternaData Hub」に関するお問い合わせは、以下のフォームからお願いいたします。

 問い合わせフォーム: https://nowcast.co.jp/news?form=demo_request_start

※1 オルタナティブデータ:主に金融領域で伝統的に使われてきた財務情報や経済統計のようなデータ(Traditional Data)に対して、これまで利活用の進んでこなかったデータのことをオルタナティブデータ(Alternative Data)と呼ぶ。
※2 データウェアハウス:さまざまなシステムからデータを収集し、目的に応じて使えるように整理して格納するシステムのこと。
※3 ラッパー:ある開発環境向けに提供されたプログラムなどを別の環境で利用できるようにするもの。

【Finatextグループと株式会社ナウキャストについて】
 Finatextグループは、「金融を“サービス”として再発明する」をミッションに掲げ、次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するフィンテック企業グループです。金融サービスのあるべき姿をユーザー視点から見直し、パートナー事業者と共に新しい金融サービスを開発する「株式会社Finatext」、オルタナティブデータ解析サービスの「株式会社ナウキャスト」、証券ビジネスプラットフォームを提供する「株式会社スマートプラス」、次世代型デジタル保険の「スマートプラス少額短期保険株式会社」といった事業会社を擁し、「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中」の実現を目指しています。

会社名 : 株式会社Finatextホールディングス

代表者 : 代表取締役社長CEO 林 良太

証券コード : 東証グロース市場 4419

設立 : 2013年12月

所在地 : 東京都千代田区九段北一丁目8番10号 住友不動産九段ビル9階

公式サイト : https://hd.finatext.com/

■株式会社ナウキャスト
 株式会社ナウキャストは、東京大学経済学研究科渡辺努研究室における「東大日次物価指数(現:日経CPINow)」プロジェクトを前身として2015年に設立された、オルタナティブデータのリーディングカンパニーです。次世代金融インフラの提供を通して組み込み型金融を実現するFinatextグループにおいて、ビッグデータ解析事業を担っています。POSデータやクレジットカードなどの決済データをはじめとする「オルタナティブデータ」を扱うサービスを幅広く展開するほか、ビッグデータ解析による消費者物価指数などの経済統計のリアルタイム化、企業の経営戦略の見える化を行い、国内外250社以上の金融機関、シンクタンク、政府、政府系金融機関、海外ヘッジファンド等の資産運用、経済調査業務を支援しています。

会社名:株式会社ナウキャスト

代表者:代表取締役CEO 辻中 仁士

設立 :2015年2月

所在地:東京都千代田区九段北一丁目8番10号 住友不動産九段ビル 9階

公式サイト:https://nowcast.co.jp/