明治学院大学への金融・キャリア教育の寄付講座の提供について

三菱UFJ信託銀行株式会社のプレスリリース

三菱UFJ信託銀行株式会社(取締役社長:長島 巌)は、昨今の金融経済教育の必要性の高まりを背景に、明治学院大学で、金融・キャリア教育の寄付講座を開講しました。本講座では、人生100年時代における自身の人生やキャリアを考え、将来のリスクを把握し、ライフスタイルにあわせた資産形成の考え方を学びます。

1.講座概要

本講座は、同大学経済学部の「経営学特講 資産マネジメントの視点」にて開講しました。開講期間は春学期の半年間で、本年度で3年目の開講となります。講師は、三菱UFJ信託銀行の人事・年金および資産形成のプロフェッショナルおよび担当教員がつとめます。一般に金融機関がおこなう金融教育というと、いわゆる座学中心の投資教育を連想されがちのように思いますが、本講座は以下がポイントです。

● 本講座の前半で自身の人生やキャリアについての考えを深めたうえで、後半でライフスタイルにあわせた資産形成を学ぶ、二部構成のカリキュラム提供

● 人生のリスクに備えるための社会・雇用環境の変化、社会保障・年金制度等に関する学びと、投資思考、資産形成等、金融・キャリアに関する情報を幅広く提供

● グループワークやクイズ形式の講義を取り入れる等、能動的な学びを促すアクティブ・ラーニング形式を採用

学生一人ひとりが、自身の人生を豊かにするという観点で、お金やお金以外の投資(自己投資等)の面白さや必要性を自分事として理解するサポートをさせていただきたいとの想いから、開講しています。

                今年度の講義の様子 (明治学院大学提供)

2.開講の背景

近年、日本における金融・キャリア教育への機運は高まりつつあります。背景には、低金利環境の長期化、VUCA時代における個々の価値観や働き方の多様化といった社会経済環境の変化があります。このような環境認識から、政府は2020年度より全国の小学校・中学校・高校に「キャリア・パスポート」を導入、2022年度より高校において資産形成に関する授業を必修化、2022年11月策定の「資産所得倍増プラン」の柱のひとつに「金融経済教育の充実」を明記し、それを推進する新機構を設立予定と金融・キャリア教育の普及を推進しています。三菱UFJ信託銀行もこういった環境認識および社会ニーズに対応すべく、お取引のある大学等のご依頼を受け、本講座を開講しています。

【明治学院大学プレスリリース】

https://www.meijigakuin.ac.jp/news/archive/2021/mevRq0bA.html
https://econ.meijigakuin.ac.jp/management/