ライフネット生命保険株式会社のプレスリリース
■団体信用生命保険提供の背景および概要
当社は、経営方針の重点領域に「顧客体験の革新」および「販売力の強化」を掲げ、生命保険の新しい価値を広く提供するための取組みを推進しています。また、当社は、KDDI株式会社(以下、KDDI)およびKDDIの中間金融持株会社であるauフィナンシャルホールディングス株式会社の3社間で業務提携契約を締結し、KDDIグループのブランド力や幅広い顧客基盤などの強みを生かした保険商品・サービスの提供に注力しています。
その一環として当社は、KDDIグループのauじぶん銀行と、2022年8月に団体信用生命保険に関する業務提携契約を締結し、両社で商品・サービスの提供に向けた準備を進めてまいりました。
団体信用生命保険は、住宅ローンの債権者である銀行等を保険契約者および保険金受取人とし、銀行等から住宅ローンの融資を受けている利用者を被保険者とする保険契約です。2023年7月から開始する本取組みでは、auじぶん銀行の住宅ローン事業において、当社がその住宅ローンに係る団体信用生命保険の引受保険会社となり、住宅ローン利用者に万が一のことが発生した場合の住宅ローン残高に相当する保険金を、当社が住宅ローン利用者に代わり返済します。
当社にとって、このたびの団体信用生命保険事業への取組みは新たな挑戦となり、事業領域の拡大を通じて企業価値のさらなる向上をはかるための新たな一歩となります。
また、auじぶん銀行は、2015年に本邦銀行初のネット完結住宅ローンの提供1を開始し、魅力的な金利での借り入れなどにより、2022年11月には住宅ローン融資実行額が累計2.5兆円を突破するなど、住宅ローン事業が着実に成長しています。
今後は、インターネットで金融ビジネスを行う両社の強みを生かした魅力的な保険商品・サービスを、より多くのお客さまにお届けすることに努めてまいります。
<ご参考:取扱い概要>
保険契約者 |
auじぶん銀行株式会社 |
被保険者 |
auじぶん銀行の住宅ローン契約者 |
引受保険会社 |
ライフネット生命保険株式会社 |
提供保険商品 |
団体信用生命保険 |
■提供開始日
2023年7月1日(予定)
■今後の見通し
本取組みによる支出の見込額は、資産計上予定のシステム開発費を含め、約590百万円です。なお、2023年度の業績に与える影響については、本日開示のニュースリリース「通期連結業績予想(IFRS)の開示に関するお知らせ」において、本取組みの影響を含めた2023年度業績予想を開示していますので、そちらをご参照ください。
*1 auじぶん銀行調べ
ライフネット生命について URL: https://www.lifenet-seimei.co.jp/
当社は、「正直に経営し、わかりやすく、安くて便利な商品・サービスを提供することで、お客さま一人ひとりの生き方を応援する」という経営理念のもと、インターネットを主な販売チャネルとする生命保険会社です。デジタルテクノロジーを活用しながら、保険相談、お申し込みから保険金等のお支払いまで、一貫してお客さまの視点に立った商品・サービスの提供を実現するとともに、オンライン生保市場の拡大を力強く牽引するリーディングカンパニーを目指します。