札幌宿泊施設を投資対象資産とするセキュリティトークン及び付帯するユーティリティトークンの発行について

三菱UFJ信託銀行株式会社のプレスリリース

三菱UFJ信託銀行株式会社(取締役社長: 長島(ながしま) 巌(いわお)、以下 三菱UFJ信託銀行)は、オリジネーターとしてのケネディクス株式会社(以下 ケネディクス)、引受事務主幹事としての大和証券株式会社(以下 大和証券)と協働し、三菱UFJ信託銀行が開発し、2023年9月以降に独立会社「株式会社Progmat(仮)」に移管予定であるデジタルアセット全般の発行・管理基盤「Progmat(プログマ)」を活用して、受益証券発行信託スキームを用いた資産裏付型セキュリティトークン(以下 資産裏付型ST)を新たに発行しましたので、お知らせいたします。

 今回公募を実施した資産裏付型ST(以下、本ST)は、三菱UFJ信託銀行が受託者を務める札幌市に立地する宿泊施設「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」【MUTB→KDX様:物件紹介動画(YouTube)のリンクを貼らせていただくことは可能でしょうか。】の不動産信託受益権を原資産として、当該信託受益権を信託財産とする受益証券発行信託を組成し、当該受益証券発行信託の受益権を小口化したセキュリティトークンとして投資家へ販売されました。なお、募集は既に終了し、完売しております。

 また、本STには、投資対象不動産内で販売されているお土産の交換権(税込1,930円相当)がユーティリティトークン(以下、UT)として付与されます。本UTの付与に際しては、インフラ基盤「Progmat UT」、UT発行体企業向けのWebアプリ「Token Manager」、UT保有者向けのモバイルアプリ「Token Wallet」を活用いたします。

 本取り組みにより、「Progmat」を活用した資産裏付型STは8事例、ファンマーケティングを目的としたUTは3事例となり、三菱UFJ信託銀行が受託者を務めるST発行目的信託の運用資産残高(AuM)は約430億円(*1)となる見込みです。

今後も三菱UFJ信託銀行は、テクノロジーの積極的な活用を通じて、様々な社会課題の解決に貢献してまいります。

会社名

主な役割

三菱UFJ信託銀行

・ブロックチェーン基盤「Progmat」のシステム提供・保守

・受益証券発行信託の受託業務(本STの名簿管理を含む)

・本STのカストディ業務(秘密鍵の管理等)

・UT保有者向けのモバイルアプリ「Token Wallet」、UT発行体企業向けのWebアプリ「Token Manager」の提供・保守

以 上

*1…STを発行する受益証券発行信託における信託設定時の信託元本、又は直近の有価証券報告書上の総資産額を基に、三菱UFJ信託銀行により算出

◆「Progmat(プログマ)」について

Webサイトを公開しておりますので、以下URLからご覧ください。

https://www.tr.mufg.jp/progmat/