株式会社ストラテジックキャピタルのプレスリリース
詳細は特設ウェブサイト(https://stracap.jp/8511-JSF)をご覧ください。
株式会社ストラテジックキャピタル及び同社が運用するファンド(以下「SC」)は、日本証券金融株式会社(以下「日証金」)の株式を約5%保有しています。
SCは、日証金に対し、本年6月開催予定の定時株主総会において、株主提案権を行使する書面を発送する予定であることを事前に公表いたします。予定している株主提案の概要は以下のとおりですが、その背景も含めhttps://stracap.jp/8511-JSF又はSCホームページ右上の特設サイトリンク(https://stracap.jp/)をご参照ください。
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株主提案1.執行役会長の廃止
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株主提案2.社長経験者の再雇用禁止
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株主提案3.社長経験者を再雇用した場合の待遇開示
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株主提案4.代表執行役社長の報酬開示
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株主提案5.20%超を保有する筆頭株主(シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズ)から受けた重要な提案の開示
<日証金の概要>
日証金は日本における唯一の証券金融会社です。しかし、経営幹部の地位が日本銀行、財務省及び東京証券取引所(以下「東証」)出身者の天下りによって独占され、株主軽視の経営が行われた結果、株価が低迷しています。
<天下りの実態>
◆日本銀行の理事による天下り(1950年~現在)
-1950年の上場以来、日証金の歴代社長は現社長の櫛田誠希氏を含めて10人全員が日本銀行の理事経験者
◆日本銀行の局長による天下り(1950年~現在)
-1980年以降、日本銀行の局長経験者かつ理事未経験者は、7人全員が入社1ヵ月で常務に就任
◆財務省による天下り(1960年~2023年3月)
-1960年以降、財務省出身者は10人全員が入社1ヵ月で常務以上の役職に就任
※2023年3月末に財務省出身の樋口俊一郎氏が執行役副社長から退任し、天下りは終了する見込みです。
◆東証による天下り(1974年~2023年6月)
-1974年以降、7人が天下りし、1994年以降は“社外”役員として日証金に在籍
※2023年6月下旬に東証出身の飯村修也氏が社外取締役から退任し、天下りは終了する見込みです。
<日本銀行の天下りである櫛田誠希氏による株主軽視>
日証金社長の櫛田誠希氏は日本銀行OBであり、証券アナリスト協会の理事でもありますが、SCは対話を通じて、櫛田誠希氏の株式市場への理解の浅さに失望しています。
例えば、
「ROEとPBRに何の関係があるのか?」
「ROEの“E”に時価総額を使ったら日証金のROEは高い」
「日証金の株主資本コストは4%台半ばだ」
などと発言され、さらにはSCからの説明に耳を傾けていただけません。また、株価がPBR1倍を大きく下回る企業の経営者として、その責任や危機感も感じられません。
SCは、櫛田誠希氏が考えを改め、株主価値向上のための経営を行って欲しいと繰り返し訴えて参りました。
しかし、現在の株価低迷を放置される以上、櫛田誠希氏にはご退任いただく方が良いと考えるに至っております。
https://prtimes.jp/a/?f=d52343-20230327-116ccdec7849135687dbbc5aac2fff29.pdf