金融・保険に関する知識、半数以上が「詳しくない」~金融・保険のリテラシーに関する調査~

株式会社アスマークのプレスリリース

マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマーク(東京都渋谷区東、代表取締役:町田正一)は、全国の20代~50代男女に「金融・保険のリテラシーに関する調査」を実施し、その結果を3月14日に公開しました。
※調査日は2023年2月9日(木)~2月21日(火)です。

 

【 調査結果 】
私たちが生きていく為に欠かせない「お金」という存在。給与や代金を受け取り、日々モノやサービスを買っています。さらに、目的をもって貯金や投資をしたり、万が一の時や将来の為に保険に加入したりと、人は様々な形で「お金」に関わって暮らしています。「金融・保険のリテラシー」とは、金融や経済に関する知識、保険に関する知識や判断力のことを指します。”知らないと損をする”とまで言われるほど、自分の収入やライフスタイル、将来の人生設計等、人生と密接に関係していますが、実際はどれくらいの方々が金融・保険に関する知識に詳しいのでしょうか。
今回は、全国20-50代の有職者の男女に、実際の資産運用、加入している保険内容も含めて、金融・保険のリテラシーについてのアンケートを性年代別・未既婚別・個人年収別で比較し、調査しました。

< トピックス >

  • 金融・保険に関する知識、半数以上が「詳しくない」 個人年収が高い層ほど「詳しい」が増える
  • 知識を高めるためにしている行動、「独学する(ネット検索・書籍購入等)」が6割以上
  • 資産運用「預貯金」が7割以上、次いで「投資信託(NISA・つみたてNISA・上場投資信託等)」「株式投資」の順
  • 加入している保険「医療保険・入院保険・傷害保険」が半数以上、次いで「自動車・バイク・自転車保険(任意保険)」「死亡保険」の順

※調査結果のダウンロードはこちら
https://www.asmarq.co.jp/data/literacy_202302/

< ピックアップ >
■金融知識の自認度
Q.あなたの金融に関する知識について、当てはまるものをお知らせください。(1つ選択)
 ※金融に関する知識:債権、投資信託、株式投資等の詳細な知識

金融に関する知識は、「詳しくない(計)」が半数以上。
男女別では、男性の3割以上が「詳しい(計)」のに対し、女性は6割以上が「詳しくない(計)」。
男性は、年代が下がるほど「詳しい(計)」傾向が高くなり、特に20代は半数近くが「詳しい(計)」と回答。一方、女性は40代以上で「詳しくない(計)」が高くなる。
未既婚別でみると、離死別の層で極端に「詳しくない(計)」が高い。
また、個人年収が高いほど、「詳しい(計)」と答える層が如実に増える傾向がみられる。
 

金融知識の自認度

■資産運用実態
Q.あなたが実際に行っている資産運用について、あてはまるものを全てお知らせください。(複数選択可)
 ※うろ覚えのものは選ばないようにお願いします。

実際に行っている資産運用、「預貯金」が7割以上で最も高く、次いで「投資信託(NISA・つみたてNISA・上場投資信託等)」「株式投資」の順でどちらも3割程度。
男女ともに、年代が上がるほど「預貯金」の割合が高くなる傾向がみられる。20代男性で「仮想通貨」の割合が他の層より高くなり、30代以降の男性で「株式投資」の割合が高くなり、約4割となる。
未既婚別では、既婚層が全体的に行っている種類が高い傾向がみられる。
個人年収別では、700万円以上の層で行っている資産運用の種類が一気に増える傾向がみられる。

 

資産運用実態

■金融知識向上の為の行動実態
Q.あなたが金融に関する知識を高めるためにしている(していた)行動に当てはまるものを全てお知らせください。(複数選択可) ※金融に関する知識:債権、投資信託、株式投資等の詳細な知識

金融の知識を高めるために行っている行動、「独学する(ネット検索・書籍購入等)」が約7割と最も高く、次いで「家族・友人・知人(非専門家)に相談する」「金融知識を得る講座に参加する(有料・無料)」の順。
男女別では、男性は「独学する(ネット検索・書籍購入等)」傾向が高いのに対し、女性は低い傾向がみられる。
未既婚別では、離死別層は「特に何もしていない」傾向が如実に高くなる。
個人年収別では、700~1,000万円未満の層で「独学する(ネット検索・書籍購入等)」傾向が高くなる。
 

金融知識向上の為の行動実態

■保険知識の自認度
Q.あなたの保険に関する知識について、当てはまるものをお知らせください。(1つ選択)
 ※保険に関する知識:生命保険、損害保険等の詳細な知識

保険に関する知識について、約6割が「詳しくない(計)」。
男女別では、女性の方が「詳しくない(計)」傾向が高くなる。
性別×年代別では、20代男性が他の層に比べて、「詳しい(計)」と回答する傾向が高く、50代女性で「詳しくない(計)」と答える傾向が高くなる。
未既婚別では、金融に関する知識同様、離死別層で「詳しくない(計)」傾向が如実に高くなる。
個人年収別では、300万円未満の約8割が「詳しくない(計)」と答え、他の層と比べても高い。700万円以上の層で「詳しい(計)」傾向が高くなる。
 

保険知識の自認度

■保険の加入実態
Q.あなたが実際に加入している保険について、あてはまるものを全てお知らせください。(複数選択可)
 ※うろ覚えのものは選ばないようにお願いします。

実際に加入している保険、「医療保険・入院保険・傷害保険」が半数以上で最も高く、次いで「自動車・バイク・自転車保険(任意保険)」「死亡保険」の順。
男女別では、男性が「自動車・バイク・自転車保険(任意保険)」「死亡保険」「医療保険・入院保険・傷害保険」に加入している割合が高い。
年代別では、20代で「保険は入っていない」の割合が最も高く、3割以上を占める。一方で、40代以上になると、加入する保険の種類が一気に増え、「死亡保険」「医療保険・入院保険・傷害保険」「自動車・バイク・自転車保険(任意保険)」「火災保険」は半数程度が加入している。
未既婚別では、未婚層が加入している保険が少なく、既婚層で多くなる。
金融と同様に、個人年収が700万円以上の層で、加入する保険の種類が如実に多くなる。
 

保険の加入実態

■保険知識向上の為の行動実態
Q.あなたが保険に関する知識を高めるためにしている(していた)行動に当てはまるものを全てお知らせください。(複数選択可) ※保険に関する知識:生命保険、損害保険等の詳細な知識

保険に関する知識を高めるためにしている行動、「独学する(ネット検索・書籍購入等)」が約6割で最も高く、次いで「家族・友人・知人(非専門家)に相談する」「特に何もしていない」の順。
「保険会社以外(保険の窓口等)の専門家に相談する」は30代男性で如実に高くなる。
未既婚別では、離死別層で「特に何もしていない」が顕著に高い。
個人年収別では、300万円未満の層で他の層と比べ、「独学する(ネット検索・書籍購入等)」割合が低く、「特に何もしていない」割合が高くなる。一方、700~1,000万円未満の層で、「独学する(ネット検索・書籍購入等)」割合が高くなる。
 

保険知識向上の為の行動実態

【 すべての調査結果はこちら 】
https://www.asmarq.co.jp/data/literacy_202302/
※上記ページにて、集計表を含むデータを無料でダウンロードしていただけます。

【 調査内容 】
【スクリーニング】

  • 個人年収

【本調査】

  • 金融知識の自認度
  • 資産運用実態
  • 金融知識向上希望
  • 金融知識向上の為の行動実態
  • 保険知識の自認度
  • 保険の加入実態
  • 保険知識向上希望
  • 保険知識向上の為の行動実態

【 調査概要 】
調   査   名:金融・保険のリテラシーに関する調査
調査対象者:全国20-50代男女
      有職者
      個人年収回答者
有効回答数:800サンプル
割     付:性年代均等回収
調 査 期 間:2023年2月9日(木)~2月21日(火)
調 査 方 法:Webアンケート
調 査 機 関:株式会社アスマーク