新ファンドによる株式会社Ｌｏｏｏｐへのセカンダリー投資の実行のお知らせ

【新ファンドの設立について】

　当社グループでは、2022年より新ファンド『ＦＣベンチャー企業投資任意組合』を設立し、連続的に新ファンドを組成しておりましたが、この度、『ＦＣベンチャー企業投資任意組合５号』を設定・募集し、投資実行が完了したことをお知らせいたします。
　本ファンドの概要は以下の通りです。

　
　再生可能エネルギーの最大普及を通じた「エネルギーフリー社会の実現」をビジョンとするＬｏｏｏｐ社は、ENEOS株式会社、中部電力株式会社、双日株式会社、東急不動産株式会社、戸田建設株式会社などの日本を代表する大手企業から出資を受けている日本有数のベンチャー企業です。発電所の開発から電力小売事業まで、再生可能エネルギーに係る幅広い領域で事業を展開している実績を評価され、東京都が推進する「サステナブルエネルギーファンド」の運営事業者に選定されるなど、パブリックセクターからも高い評価を受けております。

　レイターステージのベンチャー企業については、エクイティでの資金調達が必要なくなっている場合も多いため、投資機会を得ることは難しいものの、当社グループがこれまで蓄積してきたベンチャー企業投資の知見、ネットワークを活用し、既存株主からの株式譲渡のニーズに対応する形でファンドを組成し、富裕層投資家に国内有数のベンチャー企業への投資機会をご提供いたしました。
 

【新ファンド設立の背景】（ベンチャー投資を取り巻く環境と当社の取り組み）
　『ＦＣベンチャー企業投資任意組合』は、これまで富裕層投資家の方々が投資する機会がほぼない状態にあった、調達シリーズＡ～Ｂ以降の有望なベンチャー企業を当社グループが発掘・選定し、投資機会を提供することを目的としております。
　創業間もない時期には、多くのベンチャー企業は富裕層投資家も含めて幅広い投資家から出資を募ることが多いものの、ビジネスモデルが確立してくる時期には、ベンチャーキャピタルや大手事業会社等の投資家のみに絞って資金調達を実施するようになります。そのため、富裕層投資家の投資機会はリスクの高いアーリーステージの企業に限定されているという構造的な課題があります。そこで、多数の投資実績を持つベンチャー投資のプロである当社グループが目利きを行い、ファンドを活用して富裕層投資家に有料ベンチャー企業への投資機会の提供を行うことで、ベンチャー企業、富裕層投資家の双方に価値を提供することを企図しております。

　加えて、『ＦＣベンチャー企業投資任意組合』は新株発行のみならず、既存株主からの既発行株式の取得（以下「セカンダリー投資」という）も行っていることから、様々な引き合いを受けております。既存の株主の売却ニーズが発生することは多くありますが、そのニーズに対応するソリューションが不足している現状があります。当社グループでは、セカンダリー投資では第三者割当での資金調達を行っていない優良企業の株式を取得出来る場合もあることから、魅力的な投資機会の一つであると考えております。

　なお、『ＦＣベンチャー企業投資任意組合』では、今回のファンドに先立って、下記の３社に投資するファンドを設定・募集し、投資実行が完了しております。

　当社グループといたしましては、富裕層投資家の皆様への投資機会を提供するとともに、セカンダリー投資も含めた投資でベンチャー企業をサポートすることで、ベンチャー企業の育成、ベンチャー企業を取り巻く環境の改善にも貢献してまいりたいと考えております。

【今後の見通し】
　今後もベンチャー企業投資への取り組みを強化し、『ＦＣベンチャー企業投資任意組合』の設立、募集を継続し、今年度中に5本程度のファンドの設立を目指しております。
 

• 会社概要

会　社　名：株式会社ファンドクリエーショングループ
代　　　表：代表取締役 田島 克洋
本　　　社：〒102-0083 東京都千代田区麹町一丁目４番地 半蔵門ファーストビル５F
主 な 事 業：アセットマネジメント事業、インベストメントバンク事業
設　　　立：2009年5月
資   本   金：1,179千円

• 本事業についてのお問合せ先

株式会社ファンドクリエーショングループ／ベンチャー投資担当
電話：03-5212-5212　メールアドレス：info@fc-group.co.jp