世界初、Visaの新決済機能を使用した「フレキシブルペイ」サービスの提供開始

三井住友カード株式会社のプレスリリース

三井住友カード株式会社(東京都江東区、代表取締役社長 大西 幸彦、以下 三井住友カード)は、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:スティーブン・カーピン、以下Visa)と協力し、Visaが新たに開発した発行会社向けの機能を使用したサービス「フレキシブルペイ」の提供開始を発表いたします。この新機能を使用したサービスは、三井住友カードと三井住友銀行がVisaと協働の上、世界で初めて提供することとなります。

昨今、コロナ禍による生活様式の変化に加え、デジタルコマースの浸透も加速し、消費者を取り巻く環境は大きく変化しています。特に、決済シーンにおいては、従来最も利用されているキャッシュレス手段であるクレジットカードや、予めチャージしたり貯めたポイントを交換した金額の範囲内で決済ができるプリペイドカードに加えて、銀行口座に直結し、即時払いが可能なデビットカードが広がりを見せるなど、消費者の生活スタイルや、場所、金額などに応じて、決済方法も多様化しています。

従来、Visaブランドで発行されるカードは「クレジット」「デビット」「プリペイド」とそれぞれ1枚のカードで1つの支払い機能を搭載しています。今回、Visaとして提供開始する新決済機能は、発行会社が発行する1枚のカードもしくは1つのアカウントに、複数のカードやポイントプログラムを集約でき、消費者が決済ごとに支払い方法をアプリ上などで選んで使い分けることを可能にします。

「フレキシブルペイ」は、三井住友カードと三井住友銀行が開発する総合金融サービス「Olive」のキャッシュカード一体型Visaカードにおいて、2023年3月より提供されます。1枚のカードに対して、アプリ上で「クレジット」「デビッド」「ポイント払い(プリペイド)」の支払いモードを切り替えられるため、複数のカードを持つ必要がなく、すっきりと 整理することができます。

今回Visaが提供する機能により、この多様化する決済シーンに対して、発行会社は消費者に、よりシンプルな支払い体験の提供や、複数のカードを持ち歩く煩雑さ*1の解消を可能にします。本機能は様々な支払いの組み合わせが可能ですが、銀行口座に紐づくデビットカードを含む場合、銀行口座の新しい使い方としてのVisaデビットのさらなる普及に寄与することも期待され、現在半数以上の方が感じている、ATMを探したり、並んだり、ATM手数料を払うことに対する不満*2の解消にもつながります。また、Visaの調査によると6割の人が、このような機能に興味があると答え、使いたい場所として、スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストアをTop3に上げる*2など、日常利用を中心に日本のキャッシュレス化の加速に貢献するものと期待しています。

*1 日本クレジットカード協会の調査によると、日本人はクレジットカードだけでも平均2.9枚を保有
*2 Visa委託調査「新機能に関する消費者調査(Simon-Kucher & Partners)」(2021年6月)

 

「フレキシブルペイ」の提供が、デビットカードを起点として広がりつつある銀行口座とキャッシュレスの融合をさらに進め、銀行サービスのデジタル化や、データ活用によるお客様へのより良いサービスの実現につながると信じております。三井住友カード及びVisaは、今後も消費者の多様化するニーズに柔軟に対応できるサービスの  拡充を図ってまいります。