ガレージバンクとGMOあおぞらネット銀行 組込型金融による実物・金融資産を一元管理する新サービスの検討開始

GMOあおぞらネット銀行株式会社のプレスリリース

 ガレージバンク株式会社(以下、ガレージバンク)とGMOあおぞらネット銀行株式会社(以下、GMOあおぞらネット銀行)は、ガレージバンクが提供するモノ資産の管理・活用アプリ「cashari / カシャリ」において、GMOあおぞらネット銀行が提供する「かんたん組込型金融サービス」の1つである銀行APIを活用することで、金融資産同様に実物資産の価値を把握できる新サービスの検討を開始いたします。
 当サービスの提供は、2023年春ごろを予定しており、ガレージバンクが電子決済等代行業など必要なライセンスを取得することが前提となります。

  • 【両社の取組の背景】

 近年、フリマアプリ利用者の拡大や、SDGs、物価上昇などを背景に、リユースの推進やビンテージ品の取引が活発化しており、実物資産に対する関心度は高まっています。一方、金融資産と比較すると、実物資産はその価値把握が難しく、持っている資産価値の高低を一目で管理できていないことから、必要な時に資金化できないといった課題があります。 
 両社は、そうした実物資産の資金化における課題に対して、ガレージバンクが提供する「cashari / カシャリ」アプリに、GMOあおぞらネット銀行が提供する「かんたん組込型金融サービス」の1つである銀行APIを接続することで、これまでは難しいとされていた実物資産と金融資産を一元管理する、これまで世の中にありそうでなかった新サービスの提供に向け、協働で検討を開始いたします。

ガレージバンク「cashari / カシャリ」について URL:https://cashari.jp
 ガレージバンクの提供するモノ資産の管理・活用アプリ「cashari / カシャリ」は、簡単なアプリ操作で、デジタルガジェットやブランドアイテムなどの所有アイテムの資産価値を短時間で確認でき、必要に応じていつでも資金化することができるサービスです。

 資金化の方法は、大きく分けて「売却」と「リースバック」※の2つあります。さらに、児童福祉施設の子どもたちへそのままアイテムを「寄付」することも可能です。2020年11月のサービス開始から2022年12月時点でダウンロード数は3万を超えています。

※リースバック…所有するアイテムを手放さずに資金化できる利用方法。アイテムの所有権をガレージバンクに売却し、その後アイテムのリース料をガレージバンク株式会社に支払うことで、契約期間中はアイテムを手放さずに使い続けることができます。売却代金の受取りは、口座振込以外に、銀行口座登録不要のセブン銀行ATMを選択することも可能です。また契約期間満了時には、アイテムの買い戻し、もしくはそのままアイテムをガレージバンクへ送って手放す(返却する)を選択できます。
 

  • 【各社代表コメント】

ガレージバンク株式会社 代表取締役CEO 山本 義仁
 ガレージバンクでは、人々が所有する身近な実物資産を「モノ資産」と定義し、その価値の利活用を推進しています。SDGsの観点からもモノ資産の活用は重要ですが、一方で、モノ資産は統一的な価値基準がないため、金融資産と比較すると資産把握が難しく扱いに困っているというお客さまの声をお寄せいただいており、こうした状況を改善したいと考えておりました。そうした中、当社サービス「cashari / カシャリ」に、GMOあおぞらネット銀行さまが提供する「かんたん組込型金融サービス」のAPIを採用することで、モノ資産と金融資産の境目をなくし、皆さまに新たな資産活用体験を提供できる新サービスの開発に向けて取り組みを開始する運びとなりました。
 当社は、今後も「ヒト・モノ・カネ」の流れをなめらかにし、多くの人々のチャレンジを後押しすべく、より一層取り組みに注力してまいります。

GMOあおぞらネット銀行株式会社 代表取締役会長 金子 岳人
 当社の「かんたん組込型金融サービス」を、ガレージバンクさまが提供する「cashari / カシャリ」サービスにご活用いただき、サービスご利用者さま(エンドユーザー)に、実物資産と金融資産の一元管理できるという新たなサービス価値と、お客さま体験を支援できることを嬉しく思っております。当サービスの実現に向け、両社で検討を重ね、世の中に新たな価値提供ができるよう尽力してまいります。
 

  • 【ガレージバンク株式会社について】

 ガレージバンク株式会社は2020年1月に設立した、「モノの価値を、みんなの『できる』に。」をミッションとするスタートアップです。2020年11月にモノ資産の管理・活用アプリ「cashari / カシャリ」をリリースしました。モノの価値を公正に評価し、その価値を即座に資金化する仕組みを整えることで、新たなモノ資産の管理・活用体験を創出します。
 

  • 【GMOあおぞらネット銀行株式会社について】

 「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」をコーポレートビジョンに掲げ、新しいネット銀行として2018年7月に誕生しました。システム開発を内製化することで、お客さまに寄り添った金融・決済サービスをスピード感をもって提供しています。オンラインでの口座開設申込や、申込から利用開始までのスピード、各種手数料の安さ、利便性の高い資金調達サービス、銀行APIの充実などを理由に、スモール&スタートアップ企業のお客さまを中心にご利用が急増していることを受け、中長期の戦略として3つの大きな柱「1.スモール&スタートアップ企業向け銀行No.1」、「2.組込型金融サービスNo.1」、「3.テックファーストな銀行No.1」を掲げ、“お客さまのビジネスの成長=当社の成長”として、共に成長する銀行であるべく、当社一同、新たなシステムの開発や、サービスの提供などに向けて邁進しております。

【参考URL】
銀行API https://gmo-aozora.com/pfbank/api-cooperation/
かんたん組込型金融サービス https://gmo-aozora.com/pfbank/

【ガレージバンク株式会社 会社概要】
所在地:東京都千代田区永田町2-17-4 笠松千代田ビル5F
代表者:山本 義仁
資本金:2億7,788万円(2022年10月31日現在(資本準備金含む))
設立年月日:2020年1月22日
事業内容:少額動産リース/中古品買取/車両リース事業
URL: https://www.garagebank.co.jp/

【GMOあおぞらネット銀行株式会社 会社概要】
本店:東京都渋谷区道玄坂1―2―3 渋谷フクラス
代表者:代表取締役会長 金子 岳人、代表取締役社長 山根 武
資本金:216億2,995万円
設立年月日:1994年2月28日 
URL:https://gmo-aozora.com/