損害保険ジャパン株式会社のプレスリリース
損害保険ジャパン株式会社(代表取締役社長：白川 儀一、以下「損保ジャパン」)とブティックス株式会社（代表取締役社長：新村 祐三 以下「ブティックス」）は、介護事業者等の経営支援・事業継承支援の強化を目的に２０２３年１月２３日に業務提携契約を締結しましたので、お知らせします。
介護福祉業界においては、２０２５年に団塊の世代が全員７５歳以上となり、更にはその先の２０４０年にかけて、認知症の有病率や要介護認定率が他の世代と比較して相対的に高い８５歳以上人口が急増する※１ことから、介護サービスの需要は更に高まることが見込まれています。一方で、２０２５年から２０４０年にかけて生産年齢人口は急激に減少する※２ことが見込まれており、介護現場での人材確保や生産性の向上が大きな課題となっている中で、Ｍ＆Ａはこのような課題を解決する有益な選択肢の一つとして活用が進んでいます。
介護福祉業界でのＭ＆Ａの活用が進む一方でスムーズな事業承継の実行には、条件が合致する仲介事業者の選定や、Ｍ＆Ａ後の運営・経営の安定化が欠かせない要件となります。このような課題を、ブティックスと、介護事業者であるＳＯＭＰＯケア株式会社（以下「ＳＯＭＰＯケア」）をグループ内に有する損保ジャパンがそれぞれ知的・人的・物的資源を有効に活用し、相互の連携強化およびそれぞれの展開するサービスを介護事業運営法人に提供することにより解決を図る目的で、今回の業務提携に至りました。
※１、※２ 介護人材の確保、介護現場の生産性向上の推進について」厚生労働省老健局、２０２２年１０月
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001001182.pdf
２．業務提携の内容
（１）ブティックスとＳＯＭＰＯケアがそれぞれ展開する介護事業者向けサービスを活用した相互送客
ブティックスの展開する介護事業者向けのＭ＆Ａ仲介サービスを、事業拡大・事業承継の課題を抱えるＳＯＭＰＯケアの顧客に提供することで介護業界の活性化を図ります。
ＳＯＭＰＯケアは、介護施設運営コンサルティングサービス「ビジネスプロセスサポート※３」（以下「ＢＰＳ」）を展開しています。ブティックスの顧客企業に対してＢＰＳを提供することで、Ｍ＆Ａ後の円滑な施設運営をサポートします。
※３ 介護事業を運営する法人さまや新規参入をご検討中の方向けに、現場で培った経験に基づくコンサルティングや煩雑な業務を一括して担うワンストップの運営サービスなどを様々な形でご提供するサービスです。
（２）ブティックスの顧客企業への表明保証保険のご紹介
損保ジャパンの表明保証保険※４をブティックス顧客企業（買い手企業）に提案することで、Ｍ＆Ａのスムーズな合意形成を促進し、Ｍ＆Ａ成立後の買い手企業と売り手企業の良好な関係の継続に寄与します。
※４ Ｍ＆Ａで表明保証違反があった時に、それによって発生した金銭的な損害を補償する保険
【業務提携のイメージ】
３．ブティックスの概要
ブティックスは、商談型展示会で培ってきた介護業界での豊富な知識と⼈脈を活用し、２０１５年に介護事業所に特化したＭ＆Ａ仲介サービス『介護Ｍ＆Ａ支援センター』を開始して以来、約８年で８９３件の成約実績を有し、介護・福祉領域での友好的Ｍ＆Ａ仲介事業のリーディングカンパニーとなっています。
| （１）名称 | ブティックス株式会社 |
| （２）所在地 | 東京都港区三田１－４－２８ 三田国際ビル１１階 |
| （３）代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 新村 祐三 |
| （４）事業内容 | 商談型展示会事業、ハイブリッド展示会事業、Ｍ＆Ａ仲介事業 |
| （５）資本金 （2022年9月末時点） |
２億６，１２６万円 |
| （６）設立年月日 | ２００６年１１月 |
４．今後について
損保ジャパンは「”安心・安全・健康のテーマパーク”により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する」という「ＳＯＭＰＯのパーパス」実現に向けて、ブティックス、ＳＯＭＰＯケアと連携し、介護福祉業界の活性化に向けて取り組んでいきます。
以上